「日本の前に撃沈…」「攻撃の芽が出ない」森保ジャパンに敗れたボリビア代表に現地紙が嘆き

2019年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

守備を称えつつも、攻撃陣の不発を嘆く

前半は日本の攻撃を凌ぎ切っていたボリビアチームだが、反撃のチャンスは少なかった。 (C) Getty Images

 3月26日、ノエビアスタジアム神戸でのキリンチャレンジカップで、日本代表は、ボリビア代表と対戦。森保ジャパンが中島翔哉の1点で勝利した。

 22日のコロンビア戦からスタメン総入れ替えで臨んだ日本は、香川真司がキャプテンマークを巻いた。今大会初招集のDF畠中槙之輔、MF橋本拳人がA代表デビューを飾っている。

 試合は、日本が圧倒的にボールを保持しながらも、ボリビアの堅守をなかなか崩せないまま、前半をスコアレスで折り返す。61分に堂安律、中島翔哉を投入。さらに南野拓実、柴崎岳、佐々木翔といった森保ジャパンの"常連組"を起用して打開を図る。

 その交代策が功を奏したのは75分だ。中盤で堂安がボールを奪取すると、左サイドに位置していた中島に展開。受けた背番号8はボリビアの守備陣を交わすと、右足でゴール右隅に鋭いシュートを蹴り込んだ。

 結局、この1点が決勝弾となって日本はこの3月シリーズ初勝利を飾った。かたやボリビアは堅守をみせながらもカウンターなどでもチャンスを活かすことができず、シュートも数少なく敗れ去った。

 ボリビア紙『CORREO DEL SUR』は「日本の前に撃沈した」と母国チームの敗北を嘆いている。

「エドウアルド・ビジェガスの選手たちはよく耐えていた。日本人選手はホームの雰囲気を存分に生かして、ボールを支配。試合も支配していた。だが、61分に登場した中島翔哉が唯一のゴールを決め、試合は決した。

 ボリビアのチームは前半から守備陣の連係にミスがあり、それが日本のチャンスと化した。ビジェガスは的確に指示を出し、ゴールに迫るシーンはあった。だが、攻撃の芽は出ない。先制された後はフィールドにのめり込むような姿をフィールド上に晒していた。

 アジア遠征では韓国と日本に1点差で敗れた。日本は6月のコパ・アメリカに臨む相手でもある。我々のチームに残された時間は少ない。守備は素晴らしくても、アタック面をどうにかしなければ。我々のチームはすべてのことを見直す必要がある」

 得意のカウンターを見せるシーンも少なく、不発に終わったボリビア代表の攻撃陣。今回のアジア遠征は残念な結果に終わったため、6月のコパ・アメリカに向けて、奮起が期待される。

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