「存在感を示した」「日本代表のマジシャン」ブラジルメディアが森保Jのアタッカー2名を称える!

2019年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「存在感を示した」と評された鈴木

代表デビュー戦となった鈴木は、コロンビアの大型DF陣を相手に、果敢に身体で張り合う姿を見せつけた。インパクトも十分だ。(C)SOCCER DIGEST

 日本代表は22日、キリンチャレンジカップでコロンビア代表と対戦。ロシア・ワールドカップ以来の再戦に、日本は0-1で敗れている。

 コロンビアのラダメル・ファルカオに決勝点となるPKを沈められた日本だが、主導権を握る場面もあった。この一戦について、スペイン紙『VAVEL』南米版のヤン・ロドリゲス記者は「コパ・アメリカに参加する2つの国がフレンドリーマッチを行なった。拮抗した試合は、わずかなミスがきっかけでコロンビアがPKを獲得し、ラダメル・ファルカオが勝利を呼び込んだ」と両者の健闘を称えている。

「開始直後は南米のチームが積極的に攻め込み、早い段階でプレッシャーをかけていた。だが、サムライブルーもすぐにコロンビアへの対応を修正し、反撃を忘れなかった。

 この試合で初先発を飾った日本の鈴木武蔵は、中島翔哉からの絶好のクロスに頭で合わせた場面でゴールネットを揺らせなかった。しかし、このアタッカーは競り合いにも中盤でのボールさばきにも存在感を示していた」

「ドゥバン・サパタのシュートをブロックした富安健洋がハンドと判定されたことは、サパタ自身にも混乱を招いたかもしれない(これよりも前にファルカオがハンドでゴール取り消しになっていた)。だが、その後PKで正当なるゴールを手に入れていることは疑うべくもない。

 リードされた日本は試合終盤、チームのマジシャン・中島が試合を振り出しに戻すべく放ったミドルシュートは不運にもポストに阻まれてしまった。これが決まらなかったから、コロンビア代表はいい状態で交代カードを切ることもできたといえるだろう」

 そして最後にロドリゲス記者は、「W杯で対戦し、コロンビアは日本に敗れた。今回はその逆のことが起きた。ただひとつ、コロンビア代表も日本代表も成長を続けていることが分かった一戦だった。両者は非常に良好な関係だ」と綴り、見応えのある試合だったと結んでいる。

   ブラシルメディアも認める"健闘"を見せながらも、森保体制発足以来、初の完封負けを喫してしまった日本代表。次は、26日に神戸で行なわれるボリビア戦に挑む。次戦こそ清々しい勝利を飾りたいところだ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事