2021年のU-20W杯を目指すU-18代表がイングランドに敗戦… 一度は追い付くも4失点

2019年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

湘南の柴田が同点弾を決めるまでは良かったのだが…

鳥栖でJデビューを飾った松岡が先発したが、イングランドに力の差を見せ付けられた。写真:滝川敏之

 現地時間3月20日、UAE遠征中のU-18日本代表が「SportChain Cup」の初戦に臨み、U-18イングランド代表に1-4で敗れた。
 
 U-18代表を率いる影山雅永監督が欧州遠征中のU-20代表で采配を揮っているため、今大会は不在。冨樫剛一コーチが監督代行として指揮を執るなか、スタメンにGK三井大輝、DFにバングーナガデン佳史扶、山﨑大地、馬場晴也、松岡大起、MFに松橋優安、山本理仁、柴田壮介、鈴木唯人、FWに熊澤和希、藤尾翔太を送り込んだ。
 
 日本は近年ユース年代で圧倒的な力を誇示しているイングランドに対し、出端を挫かれる。9分、ロングボールから失点を喫し、いきなり追いかける展開となった。それでも粘る日本はショートパスで崩し、最後は柴田がネットを揺らして即座に同点に追い付く。だが、世界トップクラスの力を誇る相手に屈し、17分に直接FKを決められて勝ち越しを許した。
 
 その後は、なんとか凌いで1-2で前半を折り返したものの、日本は後半も苦戦する。69分と84分にも失点し、終わってみれば1-4の敗戦。冨樫監督代行率いるU-18代表は、初戦を勝利で飾れなかった。

 試合後、日本サッカー協会を通じて柴田が試合を総括。「今回のイングランド戦で一番感じたことは、対応力の違いと、細かい部分の精度です。日本がやり方を変えるとイングランドもすぐに修正してきました。そういったことを当たり前のようにやってきました」と、相手の組織力にレベルの高さを感じたとし、「また、個人の能力の高さの差はありました。その差はチーム力でカバーできるとも思いました。個人として、ビルドアップの時の細かいところや縦の出入り、守備時の判断力、ボールを奪い切るところなどに課題が出たので、またトレーニングで修正し、次戦に臨みたいと思います」と、今回の課題を次のロシア戦に生かしたいとした。
 
 日本の2戦目は現地時間の22日。U-18ロシア代表に対し、どのような戦いを見せるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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