名将ファーガソンが最後に噛んでいたガムがオークションに! 気になるお値段は!?

2019年03月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

トレードマークとなっていたガムについた金額は?

幾多の激戦を勝ち抜いてきたファーガソン。この名将のいわば“戦友”だったのがガムだった。 (C) Getty Images

 イングランド・サッカー界に今なお燦然と輝く数々の偉業を達成した名将の、トレードマークとも言うべき"ある品"がオークションにかけられ、話題となっている。

 現地時間3月19日、『Fox Sports』のアジア版が報じたのは、元マンチェスター・ユナイテッドの指揮官アレックス・ファーガソンが、最後の試合で噛んでいたガムがネットオークションで競売にかけられているというニュースだ。

 ファーガソンと言えば、1986年11月に低迷期を迎えていたユナイテッドの監督に就任すると、"鬼軍曹"とも呼ばれた厳しい指導でチームを再建し、再び欧州屈指の強豪へ返り咲かせた名将中の名将だ。その約27年に及ぶ長期政権下で、エリック・カントナ、デイビッド・ベッカム、クリスチアーノ・ロナウド、ウェイン・ルーニーなど、名立たる選手たちを超一流へと育て上げたことでも知られている。

 その名伯楽のトレードマークとなっていたのが、試合中に噛み続けるガムだった。タッチライン際でせわしく口を動かす姿は、幾度となく中継カメラに抜かれ、多くのサッカー・ファンの脳裏に焼き付いていることだろう。

 そのファーガソンが自身最後の試合となった2013年5月19日のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)戦で噛んで、吐き捨てられたガムが、ネットオークションに出品されたようだ。
 
『FOX Sports』によれば、アメリカのネットオークション『eBAY』で競売にかけられたそのガムには、次のようなうたい文句が記されていたという。

「これは使い古されたチューイングガムだが、レア物。あのマンチェスター・ユナイテッドで1500以上もの試合をこなした指揮官アレックス・ファーガソンが激しく噛みしめた最後のガムだからだ。非公式な品ではあるが、ホーソンズ(WBAのホームスタジアム)で回収されて木製のケースで保管してある。全ての収益はクラブの慈善団体に寄付されます」

 コレクターたちにはたまらない貴重品だけに、もちろん多くの競売者たちが殺到。現時点で39万ポンド(約5460万円)という「超」が付くほどの高値がついているようだ。

 たかがガムと思うかもしれないが、いまだにファーガソンを敬愛するユナイテッド・ファンは数多く、彼らにとっては垂涎ものの逸品だ。桁外れの金額がつくのも当然かもしれない。

 いずれにしても、売却額の全額が慈善事業に寄付されることを思えば、ファーガソンも本望だろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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