89分に劇的決勝弾!新潟が横浜FCを下して暫定5位に浮上、矢野貴章の投入が節目に

2019年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

終了間際にセットプレーのこぼれ球に詰めたカウエが決勝点

レアンドロ(左から2番目)のPKで先制した新潟は、終了間際にカウエ(右から2番目)が決勝点を挙げてアウェーで勝点3をモノにした。写真:田中研治

[J2リーグ4節]横浜FC1-2新潟/3月16日(土)/ニッパツ
 
 J2リーグ4節の横浜FC対アルビレックス新潟が16日、ニッパツ三ツ沢球技場で行なわれ、2-1で新潟が勝利した。
 
 先手を取ったのは新潟だった。右サイド深くでロングボールを受けたレオナルドが、飛び出してきた相手GK南雄太をかわして中央へカットイン。ちょうどペナルティエリア内に入ったところで倒され、このPKを自ら沈めて先制点を奪う。
 
 対する横浜FCは34分、ペナルティエリア内でボールをキープしたイバが横パスを出すと、走り込んだ松浦拓弥がダイレクトで合わせて同点弾をねじ込んだ。

 後半は一進一退の攻防が続いたが、新潟が59分に矢野貴章を投入すると潮目が変わる。70分には高い位置でボールを奪ったシルビーニョが、素早く前線へパスを通し、これを受けた矢野がエリア内でシュート。GKが弾いたボールに高木善朗が詰めて決定機を迎えたが、当たり損ねて枠を外れた。76分にも右サイドを抜け出した矢野がシュートまで持ち込むなど、この元日本代表FWを軸に次々とチャンスを作った。
 
 終盤はカウンターの撃ち合いのような時間を経て、84分にレアンドロ・ドミンゲスが決定的なヘディングシュートを放つなど、横浜FCもゴールに迫った。
 
 そうして迎えた89分、均衡を破る2点目を奪ったのは新潟だ。右サイドで得たFKで加藤大がクロスを上げると、横浜FCのディフェンスがクリアしきれずにゴール前にこぼれる。このボールに素早く反応したカウエが左足で蹴り込んだ。
 
 これが決勝点になり、新潟が2-1で勝利。勝点を7に伸ばし、暫定5位に浮上した。一方、敗れた横浜FCは、開幕4試合で1勝3敗と黒星が先行している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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