【ルヴァン杯】清水とG大阪が大会初勝利!4チームが1勝1敗で並ぶ混戦模様に|Dグループ

2019年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユース出身、プロ2年目の滝が値千金の決勝弾!

相手のミスを見逃さなかった滝。今年はU-20W杯への出場が期待されるだけに、クラブでの活躍は好印象だ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 3月13日、各地でルヴァンカップの2節が行なわれた。Dグループでは、早くも清水エスパルスとジュビロ磐田の静岡ダービーが実現。IAIスタジアム日本平には8239人のサポーターが駆け付け、両者の対戦に注目が集まった。
 
 初戦で敗れている清水は直近のリーグ戦から9名を入れ替え。六反勇治とエウシーニョ以外はフレッシュなメンバーに。リーグ戦で2試合連続ゴールを挙げているU-20代表の滝裕太やチョン・テセなどが先発に名を連ねた。
 
 一方、初戦を勝利で飾った磐田もスタメンを直近のリーグ戦から10人を変更。引き続きスタートから起用されたのはU-22代表の大南拓磨だけとなった。
 
 試合は序盤から互いに中盤で激しく潰し合う。そこかしこで球際の激しいバトルが繰り広げられ、ダービーへの想いが伝わる展開となった。ただ、互いに決定機を作れず、前半はスコアレスで折り返した。
 

 そうして迎えた後半、清水が相手のミスから早々に試合を動かす。47分に磐田のGK三浦龍輝が自陣でパスミスをすると、エウシーニョが拾ってボールを滝につなぐ。これを受けた滝が、ペナルティエリア手前の右からシュートを流し込んで清水が先制に成功した。
 
 その後、清水は磐田の反撃に遭うものの、守備陣が高い集中力を維持して得点を与えない。最後までリードを守り切った清水は大会初勝利に加え、今季の公式戦で初めて凱歌を挙げた。
 
 残る1試合のガンバ大阪と松本山雅の一戦は前者に軍配。6分に松本の宮坂政樹に直接FKを決められたが、前半の終盤にラッシュを掛ける。30分にファン・ウィジョのパスを受けた小野瀬康介が角度のない場所から同点弾。直後の34分には、左サイドでアデミウソンからボールを受けたファン・ウィジョが右足で逆転弾を叩き込むのだ。これが決勝点となり、G大阪が2-1で勝利を収めた。
 
 この結果、Dグループは4チームが1勝1敗となり、大会の規定で全クラブが同順位で並ぶ混戦になっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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