長谷部誠の鼻骨骨折が判明。“バットマン”姿で出場の可能性も!

2019年03月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

長谷部も”バットマン”に!?

ELインテルで鼻骨を骨折していたことが明きらかになった長谷部(左)。日韓W杯での宮本恒靖のようにフェイスガードを着用しての出場も⁉ (C)Getty Images

 フランクフルトの長谷部誠が、ヨーロッパリーグ(EL)のインテル戦で鼻骨を骨折していたことが明らかになった。

 現地時間3月8日、フランクフルトはインテルをホームに迎えたELラウンドオブ・16第1レグをスコアレスドローで終えた。リベロで奮闘した長谷部は、敵の強力な攻撃陣を失点ゼロで抑えた守備陣の中でも、際立った活躍を見せている。

 ベスト8を賭けた戦いとあって、試合はヒートアップ。後半にセバスティアン・アレがペナルティーエリア内で倒されるもPKと判定されなかった場面では、長谷部が審判に詰め寄ってイエローカードを提示されている。また、判定に苛立ってペットボトルを蹴り飛ばした指揮官アディ・ヒュッターも退席処分となった。

 熾烈な試合の中で、激しい接触があったのだろう。長谷部が痛みを訴えている場面はあったが、その後もプレーを続け、フル出場を果たしている。

 試合後、ヒュッター監督は長谷部が鼻骨を骨折したことを明かした。月曜日にはブンデスリーガのデュッセルドルフ戦が行なわれるが、「彼がマスク(フェイスガード)を装着してプレーできるか、判断する必要がある。ただ、危険と判断した場合、私がすべきことはひとつだ」とコメントしている。
 
 ドイツの老舗サッカー専門誌『kicker』は、このコメントから「インテルとの第2レグ(3月14日)でプレーするために、長谷部はリーグ戦を欠席する可能性が高い」と予想。ブンデスリーガ第24節のホッフェンハイム戦で試合中に右ヒザを捻挫したアンテ・レビッチとともに、ミラノでの決戦に備えて温存するだろうとしている。

 フェイスガードと言えば、2002年のワールドカップで黒いそれを着用してプレーし、"バットマン"と呼ばれた宮本恒靖(現ガンバ大阪監督)が想起される。長谷部が次にピッチ立つ時は、同じようなマスクを着用する可能性が高い。

 今やフランクフルトに欠かせない存在である長谷部。新たな"バットマン"のプレーに、注目が集まる。
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