終盤の失点でACL黒星発進の川崎、主将の小林は痛恨PKよりも「試合運びがもったいない」

2019年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「最後は勝点1を持って帰りたかった」

中国王者を相手に川崎のパスサッカーは存分に披露できたが、小林が言うように最終局面での精度を欠いたことは否めない。(C) Getty Images

[ACLグループリーグ1節]上海上港1-0川崎/3月6日/上海体育場

 悲願のアジア制覇を狙うJリーグ王者は、土壇場の失点で黒星発進となった。

 川崎は中国王者の上海上港のホーム、上海体育場に乗り込んでACL初戦を迎えた。持ち前の攻撃的なサッカーで、フッキ、オスカールといった元ブラジル代表を擁する相手と終始互角に渡り合う。しかし、終盤の89分、ボランチ守田英正がペナルティエリア内で腕にボールが当たり、不運なPK献上となってしまう。これをフッキに決められ万事休した。

 フラッシュインタビューに応えたキャプテンの小林悠は、「最後は勝点1を持って帰りたかったが、その条件としてPKを取られたことよりも、それまでの試合運びがもったいなかった」と、得点機を掴みながらそれを活かし切れなかったことを悔やんだ。

 強豪を相手に白熱の攻防を展開したものの、勝点を得られなかったショックは大きいかもしれないが、落ち込んでばかりもいられない。川崎は週末に横浜との神奈川ダービーが控える。今季、Jリーグではいまだ勝利を挙げられていないだけに、川崎としては是が非でもモノにしたい一戦だ。

 小林は「しっかり回復して切り替えて、みんなで前を向いていきたい」とすでに今後の戦いに目を向けていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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