【ACL】アジア連覇を目指す鹿島が白星発進! PK失敗も…セルジーニョが汚名返上の鮮烈ミドル!!

2019年03月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

56分に敵陣でボールを奪った助っ人FWが得意の左足を一閃!

前半にPK失敗したセルジーニョだったが、後半に見事な一撃を突き刺してチームの勝利に貢献した。写真:滝川敏之

 アジア・チャンピオンズリーグのグループリーグ1節、鹿島アントラーズとジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア)の一戦は3月5日、鹿島のホーム、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、鹿島が2対1で勝利を収めた。
 
 鹿島は先週末に行なわれたJ1・2節の川崎フロンターレ戦からスタメンを5名変更。GKにクォン・スンテ、最終ラインは右から平戸太貴、犬飼智也、町田浩樹、安西幸輝を起用した。ボランチは大卒ルーキー・名古新太郎、永木亮太、2列目は左に山口一真、右に遠藤康を配置。最前線はセルジーニョと金森健志のコンビとなった。
 
 鹿島は立ち上がりから攻勢を仕掛けると、15分に絶好機を得る。山口がペナルティエリア手前から右足を振り抜いたシュートは相手DFにブロックされたものの、こぼれ球にセルジーニョが反応。すると、ファリザルに倒されてPKを獲得するのだ。しかし、セルジーニョが外してしまい、先制のチャンスをフイにする。
 
 以降は相手にボールを持たれる時間が長くなり、思い通りにゲームを運べない。何度か危ない場面を作られ、肝を冷やした。流れを掴めず0-0で前半を折り返すかと思われたが、平戸が結果を残す。

 43分、左サイドでCKを獲得し、平戸がゴール前にボールを入れる。一度は跳ね返されたものの再び拾って中央に折り返すと、誰も触れなかったものの、このままネットに吸い込まれて鹿島が先制点を奪取。PKを決め切れず、不穏な空気が流れていたが、1点リードで前半を折り返した。
 
 苦しんだ鹿島は後半に入ると、立ち上がりから勢いよく攻め込む。開始早々の46分に右サイドを突破した安西が中央へ折り返すと、金森がダイレクトシュート。このこぼれ球をセルジーニョが詰めてあわやゴールという場面を作った。

 以降も猛攻を仕掛け、56分だ。ここまで再三に渡って決定機を逃していたセルジーニョが敵陣でボールを奪うと、ペナルティエリア手前から左足を一閃。鮮やかなミドルシュートが決まり、2-0とした。
 
 リードを広げた鹿島はその後もリズムよく攻め、決定機を作る。66分には金森が右足でボレーシュートを放つなど、手を緩めずにゴールを目指した。
 
 80分にジョホールのジオゴに1点を返されたものの、このままリードを守った鹿島。初戦を白星で飾り、ACL連覇に向けて好スタートを切った。次節は3月12日に敵地でベルギー代表のマルアン・フェライニ、元イタリア代表のグラツィアーノ・ペッレを擁する山東魯能と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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