「すべてお前のせいだ!」「しゃべり過ぎ」 悪童カッサーノが物議を醸すイカルディ嫁を面と向かって“口撃”!

2019年03月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

イカルディ嫁のレギュラー番組で直接対決

周囲が気を遣うなか、渦中のワンダ(右)へ直接モノを申したのはカッサーノ(左)だ。 (C) Getty Images

 イタリア・サッカー界屈指の悪童として知られたアントニオ・カッサーノが、インテルの主砲マウロ・イカルディの妻で代理人でもあるワンダ・ナラと舌戦を繰り広げた。

 騒動の発端となったのは、今年2月13日にインテルがイカルディのキャプテンマークを剥奪し、守護神のサミール・ハンダノビッチが主将を務めると発表したことにあった。これにイカルディが反発し、翌日に行なわれるヨーロッパリーグのラピド・ウィーン戦へ帯同を拒否した。

 さらに、愛すべき夫のプライドが傷つけられたことに憤慨したワンダも、多くのメガクラブがイカルディに関心を寄せていることを公言。これにより、契約延長交渉を続けていたインテルとの溝は深まっていた。

 いまだに和解の糸口が見出されていない状況のなか、エースを取り巻くとの"騒動"にモノを申したのが、同クラブのOBでもある元イタリア代表FWのカッサーノだった。

 現役時代から歯に衣着せぬ発言で人気を博してきた、かつての点取り屋は、4日にイタリアの大手衛星放送「Mediaset」のサッカー番組『Tiki Taka』にゲストとして登場。レギュラー出演しているワンダに、面と向かって意見した。

「いったい誰が、この"大災害"をもたらしたのか? それはアイツ(ワンダ)だろ。彼女はマウロを困難に陥れ、彼の周囲を灼熱の大地にした。明確に言えるのは、しゃべり過ぎだということさ。ワンダ、ここはストレートに行こうじゃないか。君は監督でもやっているつもりか? SNSを使い過ぎだ。

 クラブ幹部にも、監督にも、マウロからプレー機会を取り上げる理由がある。そこまでクレイジーじゃない。それにマウロは、最初の頃はヒザの痛みなんて訴えていなかったじゃないか。でも、キャプテンマークを奪われた途端にそれを言い出したんだ」

 ズバッと指摘されて不満げな顔を浮かべながらワンダは、「SNSでの情報発信は重要なことよ。それに、私は家族のためにやっているだけ」と反論。これに対し、カッサーノは次のように言いくるめた。

「まぁ聞けよ。これはあくまで俺の意見だ。合っているかもしれないし、間違っているかもしれない。だけど、今の状況になったのは全部、お前のせいだ。もう元には戻らない。マウロ・イカルディは、インテルから出ていくしかなくなった」

 イカルディ自身は、今月1日に自身のインスタグラムで「さまざまなことがあったけど、僕はこのクラブに残ることを決断した。このクラブカラーへの愛のために」とインテル残留を明言しているが、一部のイタリア・メディアではユベントスへの電撃移籍が報じられるなど、その去就は今も不明である。

 2013年7月にインテルへ加入して以来、出色の働きを続けてきたイカルディは、このままネッラズーリを去るのか。それとも明言通りに残るのか。愛妻ワンダを含めて、その一挙手一投足が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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