「お前の価値はゼロだ!」「契約満了まで干すべき」ユーベ勝利に“いいね”のイカルディにインテル・ファンから非難殺到!

2019年03月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

ELフランクフルト戦の出場も拒否

インテリスタから痛烈な“口撃”を受けたイカルディ。もはや四面楚歌の状況だ。(C) Getty Images

 インテルと対立を続けるマウロ・イカルディの真意は、果たしてどこにあるのだろうか。

 代理人を務める妻ワンダ・ナラの発言がチームの不和を生んだとされ、キャプテンの座を剥奪されて以降、このエースストライカーは膝の痛みを訴えて戦列を離れている。

 現状ではクラブと和解する兆しは見られず、当然ながら退団の噂は後を絶たない。先日も、ユベントスの重鎮ジョルジョ・キエッリーニがイカルディのSNSの投稿に「いいね」したことで、ユベントスへの移籍が取り沙汰された。もちろん、現実となれば、インテル・サポーターにとって許すことができない裏切り行為だ。

 そんななか、イカルディがこの状況に火に油を注ぐような行動を取ったのだ。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によれば、このアルゼンチン代表FWは3月4日、昨シーズンにインテルでプレーし、現在はユベントスに所属するジョアン・カンセロのインスタグラムの投稿に「いいね」をしたのだ。カンセロがアップしたのは、3日のナポリとの大一番の勝利を祝う写真だった。

 もちろん、元チームメイトを祝福するための「いいね」だったのかもしれない。だが、インテルとユベントスのライバル関係、さらに自身の現状を考えれば、クラブやインテリスタ(インテル・ファン)を挑発したと受け取られても仕方がない。
 
 加えて、イカルディはこの日、戦列への復帰も拒んでもいる。7日に開催されるフランクフルトとのヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦(第1レグ)に向けて、ルチアーノ・スパレッティ監督やメディカルスタッフとの話し合いの場で、膝の痛みが消えていないと主張したという。

 インテル専門サイト『Fcinter1908.it』によると、この報道を受けて、サポーターからは非難の声が相次いでいるという。

「ちっちゃい男」
「今日からお前の価値はバロテッリと同じ"ゼロ"だ」
「二度と俺たちのユニホームを着るな」
「契約満了まで干すべき」
「サッカー少年にとって最悪の模範」
「たった1か月でこれまでのキャリアが台無しだ」
「最後の味方も我慢の限界」
「俺たちはロナウドの退団を経験し、イブラヒモビッチに別れを告げ、アドリアーノを失った。インテルはイカルディ抜きでも生き残れる」

 もはやこの背番号9に残された道は、クラブと冷え切った関係のまま今シーズンをやり過ごし、夏に袂を分かつ以外に残されていないのか……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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