【なでしこ速報】アメリカ遠征初勝利!! 籾木、小林、長谷川のゴールで難敵ブラジルを撃破!

2019年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

苦しみながらも後半終盤に攻撃陣が奮起!

日本にとってブラジルからの勝利は2012年8月のロンドン五輪以来だ。(C)Getty Images

 現地時間3月2日、アメリカで開催されている「2019 SheBelieves Cup」に参加している日本女子代表は南米の強国・ブラジルとの第2戦に臨んだ。
 
 今年6月の女子ワールドカップに出場する"なでしこジャパン"は、引き分けに終わったアメリカとの初戦からスタメンを7名変更する。GKに山根恵里奈、最終ラインは左から有吉佐織、大賀理紗子、南萌華、宮川麻都、中盤の底に宇津木瑠美、阪口萌乃、2列目に中島依美と籾木結花、最前線に池尻茉由、横山久美を起用。2試合連続で先発したのは、山根、有吉、中島、横山となった。
 
 高倉麻子監督率いるチームは立ち上がりから苦戦。2005年に東京Vで指揮官を務めたバトン監督が采配を揮うブラジルに個の力で圧倒され、マルタなどに何度も危険な場面を作られる。それでも日本は有吉らを中心に粘り強く守り、得点を許さない。

 すると、守備陣の頑張りに攻撃陣が応える。前半終了間際の44分、中島がゴール前でドリブルを仕掛けて中央に割って入る。ここから右サイドで籾木がラストパスを受けると、鮮やかなループシュートを突き刺して劣勢だった日本が先制に成功した。
 
 後半に入っても日本は押し込まれる。何度も仕掛けられ、ボールをクリアするも大きく前に蹴り出せずに2次攻撃を許してしまう。すると、57分にこぼれ球を拾われ、デビーニャに同点ゴールを決められた。以降も苦しい時間帯が続いた日本。交代選手を使いながら局面の打開を図るが、なかなかリズムを掴めない。

 ここでチームを救ったのが途中出場の小林里歌子だ。81分、籾木が右サイドからクロスを入れると、中央で小林が頭で合わせて勝ち越し点をゲット。嬉しい代表初ゴールは貴重なチームの2点目となった。これで勢いに乗った日本は直後の85分に途中出場の長谷川唯がダメ押し弾。3-1でブラジルを撃破し、日本は大会初勝利を挙げた。

 大会通算1勝1分となった日本は、現地時間3月5日にイングランド女子代表と最終戦を戦う。
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