【U-17】攻撃陣が3ゴール!チリ遠征最終戦を勝利で飾り、森山ジャパンは2位でフィニッシュ!

2019年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

U-17チリ代表戦で成岡が鮮やかな直接FKを沈める!!

チリ、パラグアイと戦った国際親善大会でU-17代表は1勝1敗の2位。異国の地で積んだ経験を今後に生かしたい。写真:佐藤博之

 2月24日、チリの国際親善大会に参加しているU-17日本代表は最終戦でU-17チリ代表と対戦した。

 トレーニングマッチで地元の強豪・コロコロのU-19チームに2-1で勝利したものの、大会初戦のU-17パラグアイ代表戦は1-2で敗れた日本。最終戦では勝利を掴むべく、GKに野澤大志ブランドン(FC東京U-18)、DFに下川太陽(C大阪U-18)、鷲見星河(名古屋U-18)、鈴木海音(磐田U-18)、畑大雅(市立船橋)、MFに有田恵人(川崎U-18)、成岡輝瑠(清水ユース)、田中聡(湘南U-18)、中野桂太(京都U-18)、FWに若月大和(桐生一)、津久井匠海(横浜ユース)をスタメンに送り込んだ。

 日本は序盤からペースを掴み、相手DFの背後にできたスペースを上手く使いながらゴールへと迫る。すると、15分に高い位置でボールを奪った成岡が持ち上がり、最前線の若月にスルーパス。これを受けると、そのまま流し込んで日本が幸先よく先制した。

 1点を奪った後も優位に進めていくと、33分には若月がPKを奪取。これを自ら決めてさらにリードを広げる。後半の立ち上がりにCKから失点するも、その後は粘り強く戦って同点ゴールを与えない。その守備陣の頑張りに攻撃陣が応え、84分に成岡が角度のない場所からFKを直接決めて勝負あり。3-1で勝利を掴み、今秋のU-17ワールドカップに向けて弾みを付けた。

 試合後、日本サッカー協会を通じて選手たちがチリ戦を総括。3点目を決めた成岡は「今日のチリ戦は自分もゴールを決めて勝利することができました。そして内容的にも全力で戦うことができ、相手を圧倒できたと思います」と手応えを明かした。その一方で大会を通じて課題が出たとし、「しかし、自分は昨日の敗戦したパラグアイ戦では失点に絡むプレーをしてしまいすごく悔しかったです。状況に応じたプレーや質は他の選手と比べてもまだまだ低いのでそれらを今後の課題として取り組んでいきたいです」と、本大会に向けて成長を誓った。
 
 本大会まで残り8か月弱。森山佳郎監督が率いるチームはチリで積んだ経験を糧に、さらなる高みを目指して走り続ける。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事