【C大阪】決勝弾の山下達也が後輩CBのアシストに感謝「良い感じにすらしてくれたので...」

2019年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

77分に丸橋の右CKから木本がすらし、最後は山下がヘッドで押し込む!

殊勲のヘディング弾を叩き込んだ山下。守備でもイニエスタ、ビジャ、ポドルスキらを封じ、チームの完封勝利に貢献した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ開幕戦]C大阪1-0神戸/2月22日/ヤンマー

 2019年のJリーグ開幕戦、C大阪対神戸が2月22日にヤンマースタジアム長居で行なわれ、ホームのC大阪が1対0で勝利した。
 
 ホームのC大阪は柿谷曜一朗や水沼宏太などの主力組に加え、怪我の影響で出場が危ぶまれていた清武弘嗣も先発で出場。一方の神戸は注目の助っ人トリオ、ダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキ、アンドレス・イニエスタが揃ってピッチに立った。
 
 リーグ初戦で実現した阪神ダービー。前半からボールを支配したのは神戸だった。イニエスタ、ビジャ、ポドルスキの3トップが流動的に動きながらチャンスを創出。とりわけ、左サイドに陣取ったビジャは何度もカットインから、シュートに持ち込んだ。一方のC大阪も清武と柿谷を中心にカウンターからゴールを窺うも、得点を奪うまでには至らない。
 
 0-0で迎えた後半も互いにチャンスを作り出す。しかし、なかなか均衡は破れず、時間だけが経過していく。そんななかで迎えた77分、C大阪がスコアを動かす。丸橋祐介の右CKから中央で木本恭生が競ると、最後は山下達也が頭で押し込んで先制に成功した。
 

 ホームのC大阪は神戸からゴールを奪うと、その後も守備陣が身体を張ったディフェンスを披露。最後まで虎の子の1点を守り、開幕戦でロティ―ナ新監督に勝利を届けた。
 
 神戸戦後、殊勲の決勝弾を決めた山下は「試合の最初のほうはばたばたしましたが、何とかチーム全体で勝てたのは良かったです」と安堵の表情を浮かべた。

 自身のゴールについても言及。「前で恭(木本)が良い感じにすらしてくれたので、あとは信じて入るだけでした」と、最終ラインでともに体を張った後輩CBのアシストがゴールの決め手になったとした。
 
 いきなり開幕戦でビジャ、イニエスタ、ポドルスキを擁する神戸を撃破したC大阪。その豪華攻撃陣を無失点に抑えたが、良い時ばかりではない。山下は「結果はついてきましたけど、結果が出ない時もあると思うので、そういう時にチームとしてサポーターも含めて、ぶれずに信じてやっていきたい」と、開幕戦の勝利に満足せずに最後まで戦い抜くことを誓っていた。
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