日本サッカー界のレジェンド、"キング"こと三浦知良は、２月26日の52歳の誕生日を前に、プロ34年目のシーズン開幕を迎える。

　J１は２月22日のC大阪対神戸で幕を開けるが、カズが所属するJ２の横浜FCは24日にシーズン初戦に臨む。アウェーでの長崎戦だ。

　50歳を過ぎてなお現役を続けているカズの動向は、つねに世界でも注視されている。英誌『FourFourTwo』は21日、「今週末のサッカー界のビッグニュース８つ」の中でカズを取り上げた。
 

　カズの写真をメインとしたマイケル・ヨーキン記者の記事では、７番目に「"経験豊富"なストライカーが52歳に」と報道。「Jリーグが週末に開幕するが、もっとも魅力的なイベントがあるかもしれないのはJ２だ」と、カズの開幕戦を伝えている。

「1986年にブラジルでキャリアをスタートさせた男は、スパイクを壁にかけることを拒み、2018年シーズンの９試合に途中出場して、最近また横浜FCと契約を更新した」

「ミウラが最後に先発したのは2017年４月で、主だった相手との試合で先発出場のチャンスが与えられることはないと見られる。だが、たとえ数秒でも彼がピッチに立てば歴史がつくられる」

　ブンデスリーガやプレミアリーグ、セリエA、ラ・リーガ、エールディビジ、シュペルリギ（トルコ）、スイス・スーパーリーグと、そのほかの７つのニュースはいずれもヨーロッパが舞台だった。欧州以外の"ネタ"はカズだけだ。

　世界最年長ゴールのギネス記録を持つカズは、世界も見守る長崎戦で出場機会を手にし、２日早いバースデーゴールを祝うことができるだろうか。