16強決定のEL、最多はスペイン勢の3チーム! 日本人選手では長谷部と南野が次ラウンドへ!!

2019年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

レバークーゼンはアウェーゴールで涙飲む

最高の雰囲気のスタジアムで、自慢の強力攻撃陣が爆発したフランクフルト。長谷部は中盤の底で攻守に奮闘しながら、存在感を示した。 (C) Getty Images

 2月21日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド・オブ32の第2レグが行なわれ、次ラウンドへ進出する16チームが決定した。
 
 まず日本人選手所属チームでは、長谷部誠擁するフランクフルトと南野拓実のレッドブル・ザルツブルクが勝ち抜け。前者は久々に中盤のアンカーを務めてシャフタール・ドネツク相手の快勝(4-1)に貢献し、後者は63分から出場して好プレーを連発、ダメ押し点をアシストした。
 
 クラブ・ブルージュを4-0で破り、逆転(合計スコア5-2)で勝ち抜けを決めたザルツブルクは、準決勝まで進出した昨シーズンに続いての16強入りである。
 
 一方、長友佑都がフル出場したガラタサライは、ベンフィカに敵地でスコアレスドロー。第1レグを1-2で落としたのが響き、あえなく敗退となった。また、今冬に柏レイソルからヘンクに加入した伊東純也が、スラビア・プラハ戦でついにデビュー。しかしチームは先制しながらも4点を失い、ホームの利を活かせなかった。
 
 続いて強豪国のクラブでは、第1レグでBATEボリソフ相手に不覚を取ったアーセナルがホームでのリターンマッチを3-0でモノにし、昨シーズンに続いてラウンド・オブ16進出。開始4分にオウンゴールで先制してから、しばらくは追加点が奪えずにいたが、後半にセットプレーから2点を奪い、快勝を収めた。
 
 イングランド勢はチェルシーも3-0でマルメFFを下し、2チームともに勝ち抜け。一方、スペイン勢はセビージャがラツィオに連勝し、ビジャレアル、バレンシアも次ラウンドに駒を進めたが、ベティスはホームでレンヌに1-3の敗北を喫し、ここで脱落となった。
 
 イタリア勢は、前述の通りラツィオが敗退したが、ともに第1レグを制していたナポリ、インテルが、それぞれチューリヒ、ラピド・ウィーン相手にホームでも順当に勝利を飾っている。
 
 ドイツ勢はフランクフルトが勝ち上がったものの、レバークーゼンは終盤にクラスノダールに先制を許し、その後に同点に追いついたものの、今ラウンドで唯一、アウェーゴール数で涙を飲むチームとなった。
 
 全試合の結果と得点者は以下の通り。ラウンド・オブ16は3月7、14日に行なわれるが、その組み合わせ抽選会は本日22日(日本時間21時)から、スイス・ニヨンで開催される。
 
セビージャ 2-0 ラツィオ
得点:ベン・ヤーデル(20分)、サラビア(78分)
※合計スコア3-0でセビージャが勝ち抜け。この試合のみ21日に開催
アーセナル 3-0 BATEボリソフ
得点:オウンゴール(4分)、ムスタフィ(39分)、パパスタソプーロス(60分)
※合計スコア3-1でアーセナルが勝ち抜け
ビジャレアル 1-1 スポルティング
得点:ビ=フォルナルス(80分) ス=B・フェルナンデス(45+1分)
※合計スコア2-1でビジャレアルが勝ち抜け
ゼニト・サンクトペテルブルク 3-1 フェネルバフチェ
得点:ゼ=オスドエフ(4分)、アズムン(37・76分)
※合計スコア3-2でゼニトが勝ち抜け
バレンシア 1-0 セルティック
得点:ガメイロ(70分)
※合計スコア3-0でバレンシアが勝ち抜け
フランクフルト 4-1 シャフタール・ドネツク
得点:フ=ヨビッチ(23分)、アレ(27・80分)、レビッチ(88分) シ=J・モラエス(64分)
※合計スコア6-3でフランクフルトが勝ち抜け
ナポリ 2-0 チューリヒ
得点:ヴェルディ(43分)、ウナス(75分)
※合計スコア5-1でナポリが勝ち抜け
レッドブル・ザルツブルク 4-0 クラブ・ブルージュ
得点:シュラガー(17分)、ダカ(29・43分)、ダブール(90+4分)
※合計スコア5-2でザルツブルクが勝ち抜け
ディナモ・ザグレブ 3-0 プルゼニ
得点:オルシッチ(15分)、ディラベル(34分)、ペトコビッチ(73分)
※合計スコア4-2でザグレブが勝ち抜け
ベンフィカ 0-0 ガラタサライ
※合計スコア2-1でベンフィカが勝ち抜け
ディナモ・キエフ 1-0 オリンピアコス
得点:ソル(32分)
※合計スコア3-2でキエフが勝ち抜け
ベティス 1-3 レンヌ
得点:ベ=ロ・チェルソ(41分) レ=ベンセバイニ(22分)、ユヌ(30分)、ニアング(90+4分)
※合計スコア6-4でレンヌが勝ち抜け
チェルシー 3-0 マルメFF
得点:ジルー(55分)、バークリー(74分)、ハドソン=オドイ(84分)
※合計スコア5-1でチェルシーが勝ち抜け
レバークーゼン 1-1 クラスノダール
得点:レ=アランギス(87分) ク=スレイマノフ(84分)
※合計スコア1-1、アウェーゴール数の多いクラスノダールが勝ち抜け
ヘンク 1-4 スラビア・プラハ
得点:ヘ=トロサール(10分) ス=ツォウファル(23分)、トラオレ(54分)、シュコダ(64・69分)
※合計スコア4-1でプラハが勝ち抜け
インテル 4-0 ラピド・ウィーン
得点:ベシーノ(11分)、ラノッキア(18分)、ペリシッチ(80分)、ポリターノ(87分)
※合計スコア5-0でインテルが勝ち抜け
 
カード左側表記がホームチーム
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