理想的な形でブンデスリーガ復帰初戦を飾った香川真司

2014年09月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

コンディションは万全でなくとも2ゴールに絡む大活躍を披露!!

64分間で、シュート、ドリブル、長短のパスと、幅広く効果的なプレーを披露した香川。 やはりドルトムントの水が合っている!?  (C) Getty Images

 香川真司はフライブルク戦において、理想的な形でブンデスリーガ復帰戦を飾った。いきなりふたつのゴールに絡んで3‐1の勝利に大貢献し、復帰を歓迎していたホームスタジアムの観客を、歓喜・熱狂させたのである。
 
 積極的に攻撃に絡み、チームのオープニングシュートも放った香川。前半34分には、相手DFラインの裏に抜け出した左サイドのケビン・グロスクロイツに縦パスを合わせて先制ゴールの起点となり、41分にはカウンターからアドリアン・ラモスが入れたクロスを左サイドで待ち受け、確実にゴールに流し込んだ。
 
 後半途中で足が攣ってピッチに倒れ込み、64分間で交代を余儀なくされるなど、久々の実戦ということでコンディションがまだ万全ではないことがうかがえたが、それでも目に見える結果をいきなり残したことで、チームメイト、ベンチ、首脳陣、そしてサポーターの信頼は一気に高まったことだろう。
 
 ドルトムントのホームページによれば、ユルゲン・クロップ監督は「すでに香川はチームに大きな影響力を誇っている」と称賛し、香川は「温かく迎えてくれたサポーターに感謝している」と試合後にそれぞれ語っている。
 
 16日(火)には強敵アーセナルとのチャンピオンズ・リーグ・グループリーグ初戦、20日(土)には今節ヘルタ・ベルリン戦で2ゴールを挙げた好調・岡崎慎司を擁するマインツとの一戦を控えており、怪我人の多いドルトムントにとって、すでに香川は不可欠な人材であり、一刻も早くコンディションを上げ、コンビネーションを高めてくれるのを期待していることだろう。
 
【写真で振り返る】香川真司、ドイツ再デビューの一日
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