「残り14試合で2位に7ポイント差」は過去に逆転の例なし…バルサのラ・リーガ連覇が決定的か?

2019年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

R・マドリーは3位に後退。

決して状態は良くないバルサだが、ライバルの躓きにより「安全圏」へ。(C)Getty Images

 宿敵が躓いたことで、バルセロナのラ・リーガ連覇が早くも現実味を帯びている。

 2月17日に開催された第24節で、2位レアル・マドリーが17位ジローナにホームで1-2の敗戦を喫した。これにより、前日に勝利していた首位バルサは、2位との勝点差を広げることに成功。マドリーを抜いて2位に浮上したアトレティコ・マドリーとの勝点差は7ポイントとなった。

 バルサがクラシコでマドリーを5-1と粉砕し、ジュレン・ロペテギを解任に追いやった10節終了時、両者の勝点差は7ポイントだったが、当時2位だったアトレティコとはわずか2ポイント差だった。その後、バルサが12節のベティス戦で敗れると、その差は1ポイントまで縮んでいる。

 だが、続く13節にアトレティコと敵地で引き分けたバルサは、以降の11試合で9勝2分けと無敗を貫く。14節以降に2敗を喫したアトレティコや、3敗したマドリーを相手にアドバンテージを広げていった。
 
 スペイン紙『Marca』によると、24節を消化した時点で首位のチームが2位に勝点7差をつけていた場合、逆転優勝を許したケースはないという。ファビオ・カペッロ率いるマドリーがバルサを抜いて逆転優勝した2006-07シーズンでも、24節終了時の両者の勝点差は6ポイントだった。

 もちろん、バルサとて万全ではない。22節のバレンシア戦(2-2)、続くアスレティック・ビルバオ戦(0-0)と2試合連続で引き分け、前節もバジャドリー相手に1-0と辛勝だった。それだけに、『Marca』紙が報じたデータはバルサ陣営の士気を高めるだろう。

 リヨンとのチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦のほかにも、リーガでは次節で4位セビージャと対戦し、さらにはマドリーとのクラシコ2連戦も控えているバルサ。エルネスト・バルベルデ監督のチームはこのまま2年連続の、そして5年間で4度目のリーグ優勝を果たせるだろうか。

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