２月19日、FC東京はグレミオとの間で移籍に合意していたブラジル人FWジャエルの加入を正式に発表した。

　現在30歳のジャエルは186センチの体躯を生かしたポストプレーがウリのストライカー。ブラジルのクイアバ、フルミネンセで育ち、2007年にクリシューマでプロデビュー。以降はアトレチコ・ミネイロやクルゼイロなどで活躍し、2010年にはスウェーデン１部のカルマルにも籍を置いた。

　以降もブラジルで実績を作り、2012年には韓国１部の城南一和でプレー。2015年には中国１部の重慶力帆に活躍の場を移すなど、アジアでの経験値も豊富だ。また、2017年にはグレミオでクラブワールドカップに出場した経歴も持つ。
 

　ジャエルはクラブを通じて、意気込みをコメント。

「東京というクラブに来ることができて、とても嬉しいです。みなさんに感謝しています。全力を尽くしチームに貢献して、良いシーズンを送れるように頑張ります」

　悲願のJ１優勝を目指すFC東京において、ジャエルはいかなる活躍を見せるのか。昨季のリーグ戦で13得点を挙げたディエゴ・オリヴェイラ、元日本代表の永井謙佑、東京五輪世代の田川亨介らとの熾烈なポジション争いを制し、チームの勝利に貢献できるか注目が集まる。