【ACL展望】鹿島×ニューカッスル・ジェッツ|新加入の伊藤がセルジーニョとの2トップで先発へ

2019年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「プレッシャーに負けるようなら、ここで負けておいた方がいい」とは内田の弁

怪我人/鹿=白崎、小田、伊東
出場停止/鹿=なし

ACLプレーオフ
鹿島アントラーズ-ニューカッスル・ジェッツ
2月19日(火)/19:00/県立カシマサッカースタジアム
 
鹿島アントラーズ
2018年成績(J1):3位 勝点56 16勝8分10敗 50得点・39失点
 
【最新チーム事情】
●大岩監督は「最善のメンバーを起用する」と明言。
●新加入の伊藤が先発へ。白崎は負傷で回避。
●セットプレーが勝負の鍵か。

【担当記者の視点】
 昨季のアジア王者である鹿島は19日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)連覇に向け、プレーオフのニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)戦に臨む。
 
 負ければ敗退の一発勝負。大岩監督は「しっかりと頭は切り替わっている。昨年のチャンピオンということは抜きにして集中したい」と18日の前日会見で言葉に力を込めた。

 9日のJ2水戸とのプレシーズンマッチでは、MF安部がコンディション調整でメンバー外。FW金森ら数選手も体調不良や怪我で欠場した。貴重なテストマッチで満足なメンバーを組めずに頭を悩ませた大岩監督だったが、多くの選手が練習に復帰し、18日の前日練習では白崎、小田、伊東の故障者3人を除く選手が最終調整を行なった。
 
 指揮官は「水戸戦ではしっかりとしたパフォーマンスを示せなかった。現在プレーできる最善のメンバーを起用する」と明言。長期離脱していたFW鈴木、MF三竿は練習には合流したものの、実戦から遠ざかっており、ふたりのポジションには、トップがFW伊藤、ボランチにはMF永木が入る可能性が濃厚となっている。伊藤は「セルジーニョとの連係もいい。相手の裏を狙っていきたい」とニューカッスル攻略に自信をのぞかせた。
 
 最終ラインでは、DF町田と韓国代表DFチョン・スンヒョンが中央に入り、右にDF安西、左にDF山本の起用が予想される。GKはクォン・スンテが12月のクラブ・ワールドカップでの怪我以来となる先発出場の見通しだ。
 
 上背のある屈強な選手たちが各ポジションに並ぶニューカッスル。セットプレーが勝負の行方を左右するところだが、町田は「源くん(DF昌子)がいなくなったけど、高さのある自分が抑えないといけない」と気負いはない。
 
 ニューカッスルはここ3週間で5試合を消化し、状態のよさでは優位に立つ。それでも連覇に向けて立ち止まるわけにはいかない。「(昨年の王者という)重圧、プレッシャーに負けるようなら、ここで負けておいた方がいい」とDF内田。周囲の期待に応えるべく、一発勝負のプレーオフに臨む。
 
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