「フローニンヘンの冬の補強は成功」とオランダ紙が称賛! “後釜”確保で堂安律のPSV行きの話が再燃か?

2019年02月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

フローニンヘンでの定位置争いも激化か

昨年末はPSVが獲得を狙っているという報道もあった堂安。来夏に移籍の選択肢は……。 (C) Getty Images

 アジアカップを終えた日本代表MFの堂安律は、先週末に行なわれた第21節のフィテッセ戦で約1か月ぶりにフローニンヘンに復帰し、2-1の勝利に貢献した。

 フローニンヘンは、今冬の補強で獲得した選手が活躍。オランダ紙『Algemeen Dagblad』は、「今冬、20代選手を5人もレンタルでかき集めるという補強で世間に衝撃を与えたが、それが成功しており、チームは非常に順調だ」と報じている。

「ウインターブレーク後、フローニンヘンは4試合で3つの勝利、9勝点を獲得している。PSVに敗れた際も決してネガティブな雰囲気は漂わず、テクニカルマネジャーのロン・ヤンスも、『今、チームは勝利へのモチベーションが高い』と前向きだ。

 フィテッセからレンタルしたトマス・ブルンズ(26歳)は、すでに中盤で力を発揮しており、アヤックスのカイ・シールハイス(20歳)は、すぐにサポーターのお気に入りとなった。

 先日勝利したフィテッセ戦では、フェイエノールトからやって来たモ・エル・ハンクリ(21歳)が決勝点を決める劇的な活躍をし、堂安の"後釜"になれることが判明した」

 フローニンヘンは、シーズン前半はなかなか勝星を掴めず、下位で燻っていた。しかしウインターブレイク後、ダニー・バイス監督は選手を固定せず、対戦相手に合わせて守備的、または攻撃的なフォーメーションを採用することで勝利を重ね、現在はリーグ12位に浮上。10位以内も視野に入る状態まで、チーム状況を好転させた。

 また、バイス監督の堂安に対する評価は依然として高いが、今冬、もしくは来夏に堂安を移籍で「ロスト」する可能性には昨年末から度々言及しており、対策を講じる必要があるとも発言していた。アジアカップ期間中は、その良い"テスト"になったとも捉えられる。

 実際に、イタリアの移籍情報サイト『Calciomercato』は、現地時間2月13日付けで「オランダの強豪PSVの狙う先には、日本人選手がいる」と報道。PSVが堂安の獲得に乗り出しているという噂は、昨年も取り沙汰されていたが、改めて来夏に獲得を目指す動きがあるようだ。

 フローニンヘンは週末16日に強豪フェイエノールトと対戦。好調な前線の活躍、そして堂安の起用法には要注目だ。
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