【東京V】元U-23代表の比嘉祐介が29歳で引退を発表。愛する中村俊輔に対しても言及!

2019年02月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

気になる引退後のキャリアについては?

比嘉は昨季から東京Vでプレー。しかし、出場は天皇杯の1試合のみに終わっていた。(C)SOCCER DIGEST

 2月14日、東京Ⅴは比嘉祐介の現役引退を発表した。
 
 昨季限りで退団となっていた比嘉は流経大柏高から流通経済大に進学。在学中には2012年のロンドン五輪を目指す世代別代表にも名を連ね、攻撃的な左SBとして名を馳せた。

 卒業後は2012年から横浜でプレー。京都に期限付き移籍した2014年を除いた3年間を横浜で過ごし、2016年に千葉へ加わった。2018年からは東京Vに籍を置いたものの、リーグ戦で1度も出場機会を掴めずにシーズン終了後に退団が発表されていた。
 
 まず、比嘉はクラブを通じて東京Vのサポーターに向けてコメント。「こんにちはヴェルディに関わる皆さん、1年間ありがとうございました!去年1年間、怪我をしてチームに迷惑ばかりかけて申し訳ありませんでした。自分のサッカー人生で1番苦しく、自分自身情けなく感じるシーズンでした。それでも、いつも声を掛けてくれるサポーターには感謝しかありません。『早く怪我を治してピッチに立って下さい』の一言がリハビリのモチベーションでした。たまらなかったです!」と、チームの力に慣れなかったことを悔やんだ。
 
 そして、現役引退についても言及。「2018年をもって現役を引退することを決めました!サッカーを始めてちょうど20年くらいですが、生活からサッカーが離れることはこの20年間なかったので不安もありますが、これからの第二の人生が長いので頑張って行きたいと思います。沖縄から出てきて色々な人に会えて、色々な所に行けて、とてもいい経験になりました。流通経済大学柏高校の本田裕一郎先生、流通経済大学の中野雄二先生、本当にありがとうございました。お世話になったスタッフの皆さんにも感謝しかないです!」と多くの人に謝意を伝えた。

 加えて、「自分はJリーガーなってからは、試合には全然出ることができませんでしたが、プロ生活7年間はすごく楽しかったし、良い思い出しかありません。プレーする場を与えてくれた横浜F・マリノス、京都サンガF.C.、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディで関わった皆さん、そしていつも応援してくれたサポーターの皆さん、本当にありがとうございました」とこれまで在籍したクラブに対して想いを述べた。
 
 明るいキャラクターで誰からも愛された比嘉。今後については未定だが、「今年からは自分もサポーターとして色々なスタジアムに行きたいと思っているので、スタジアムで見かけたら『GA-HI-』でも『比嘉さん』でもいいので、声を掛けてくれたら嬉しいです。サッカー3150(最高)!」とし、サッカーの現場に足を運ぶと明言。「あっ、しゅんさん(中村俊輔選手)いつ引退するか分からないですけど、絶対呼んでね!応援しています!」と、比嘉らしい冗談でコメントを締めくくった。
 
 多くのサポーターを楽しませてきた比嘉が、今後どのような形でサッカー界に貢献していくのか楽しみだ。
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