【日本 対 ベネズエラ】週刊サッカーダイジェストの寸評・採点

2014年09月10日 週刊サッカーダイジェスト編集部

先制弾の武藤は献身的な守備でも好印象。

ドリブルで持ち込み、得意の左足で代表初ゴール。武藤が輝いた。 (C) SOCCER DIGEST

【週刊サッカーダイジェスト特派記者による寸評・採点】
取材:谷沢直也、塚越始、五十嵐創、増山直樹、小田智史(週刊サッカーダイジェスト編集部)

日本 2-2 ベネズエラ【マッチレポート】
 
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【日本代表】
[GK]
1 川島永嗣 5 
勝ち越した4分後に、正面のロングシュートを後逸する痛恨のミス。印象は最悪で、何度か見せた好セーブを帳消しにして余りある。
 
[DF]
5 長友佑都 6 
アジリティーを活かした守備で相手を封じ、後半はサイドの主導権を完全に握る。終盤でも上下動を繰り返すスタミナと献身性はさすが。
 
22 吉田麻也 6 
森重にも助けられ、裏を取られるシーンはほとんどなし。サイドチェンジやクサビのパスで、最後尾から攻撃のテンポアップも試みた。
 
2 水本裕貴 5 
大型CFに粘り強く対応したが、ひとつのパスミスからPK献上と失策を重ねる。チャレンジの縦パスはほとんど見られず、攻守ともに低評価。
 
3 酒井高徳 5 
球離れが悪く、周囲と呼吸が合わず。クロス精度にも大きな問題を抱え、右サイドからの攻撃を停滞させる大きな要因となっていた。
 
[MF]
6 森重真人 5.5 
柿谷に通した38分のスルーパスなど、ウルグアイ戦よりは攻撃への意識が芽生えたか。それでもイージーなミスは減らす必要がある。
 
7 柴崎 岳 6 
存在感が希薄だった前半から一変、後半は武藤とのコンビで攻撃を牽引。奪い、攻め上がり、決め切る2点目は、実に「らしい」ゴールだった。
 
13 細貝 萌 5 
球際のファイトやチェイシングでは一定の貢献。一方、攻撃にまるで関与できず、インサイドハーフの適性は低いと言わざるを得ない。
 
[FW]
11 柿谷曜一朗 5 
一瞬のスピードでは勝負できたが、"消える"時間が多く、貢献度は低い。決定機でGKにシュートを当てるなど、ツキにも見放された。
 
18 大迫勇也 5.5 
身体を上手く使ってフィードを収めるなど、前線の基準点としては一定の働き。ただし味方のフォローが少なく、シュートも1本のみ。
 
4 本田圭佑 5.5 
相手に身体を当てて前を向くも、結局は囲まれボールロスト。縦に早い攻撃の中で持ち味を出せず、ポスト直撃のFKが唯一の見せ場。
 
[交代出場]
8 田中順也 5.5 
上手く試合に入れず、スピーディーな試合展開にひとり取り残された形。無難に横パスをさばくだけで、なんら脅威を与えられなかった。
 
9 岡崎慎司 6 
中央とサイドでボールを引き出し、後半だけでシュート3本。2点目のアシストも見事だった。欲を言えば88分のヘッドは決めたい。
 
14 武藤嘉紀 6.5 
セカンドボールを拾ってドリブルシュートを叩き込み、シンデレラストーリーの第一章を紡ぐ。献身的な守備でも好印象を与えたはずだ。
 
[監督]
ハビエル・アギーレ 6
相手を崩しての得点ではなかったが、武藤と柴崎が結果を出したのは今後に向けて大きな要素。失点もミスからで、仕方なしと言える。
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