U-20代表が異例の当日集合&解散で強化試合を実施。斉藤光毅のゴールでJFLの宮崎を撃破!

2019年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

三國ケネディエブスや安藤瑞季なども出場!

三國ケネディエブスも最終ラインの一角で出場。今後は福岡でアピールし、本大会行きを目指す。写真:徳原隆元

 2月1日、U-20日本代表が宮崎でテゲバジャーロ宮崎とトレーニングマッチを行なった。
 
 Jリーグのクラブがキャンプ中のため、今回の活動は沖縄と宮崎でグループを分けて実施。さらに練習試合のみを行なう異例の形で強化を図った。そのなかで宮崎の地に集まったのは15名の選手。35分×2本で行なわれた一戦ではGKに茂木秀(C大阪)、最終ラインに石原広教(福岡)、石尾峻雅(金沢)、三國ケネディエブス(福岡)、宮本駿晃(柏)が起用され、中盤には堀研太(秋田)、喜田陽(福岡)、川村拓夢(愛媛)、滝裕太(清水)を配置。最前線は斉藤光毅(横浜FC)と安藤瑞季(C大阪)のコンビとなった。
 
 試合は立ち上がりに苦戦。相手の勢いに飲まれ、押し込まれる時間が続いた。それでも10分を過ぎると、落ち着きを取り戻して主導権を掌握。得点こそ奪えなかったものの、良い流れで前半を終えた。後半もピンチを凌ぎながら攻撃を展開。すると、50分に喜田が絶妙なスルーパスを入れ、ボールを受けた斉藤が先制点を決めた。
 

 ベンチに残っていた中川創(柏)、瀬古歩夢(C大阪)、山田康太(横浜)、奥抜侃志(大宮)も出場し、このまま逃げ切った日本は1-0で勝利した。
 
 試合後、影山雅永監督はJFAを通じて今回の活動を総括している。

「5月までにU-20日本代表としての活動は2回しかなく、一日でも一試合でも活動を増やしたかったこと、所属チームでレギュラー争いをしている選手、そしてクラブに代表活動による負担をかけたくないということ。このふたつを叶えるのにはこの方法が最適であってのではないかと考えました」と異例の方式を取った趣旨を説明。そうした状況でプレーした選手たちに対し、「当然招集できない選手も多くいましたし、ミーティング、ウォーミングアップだけで試合をするので連携面を追求することは困難でしたが、それらを補って余りある成果を得られた」と一定の評価を下した。
 
 次回の活動は3月の海外遠征。5月のU-20ワールドカップまで残された時間が限られているなかで、選手たちは所属クラブでさらなる成長を遂げられるか注目したい。
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