「パケタとピオンテクはビッグヒット」 冬の移籍マーケットにおける最高評価はミランが獲得!

2019年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

伊メディアが各クラブの「冬の動き」を採点。

この冬にミランに加入し、早くも結果を出しているピオンテク(左)とパケタ(右)。(C)Getty Images

 1月31日、イタリア・セリエAの冬の移籍マーケットが終了した。去就が注目されたインテルのイバン・ペリシッチらに動きはなく、いわゆるビッグネームの行き来はないまま終わりを迎えている。

『Sport Mediaset』は同日、各クラブのマーケットでの動きを採点。8点ともっとも高い評価でトップに立ったのは、ゴンサロ・イグアインが去り、ルーカス・パケタとクシシュトフ・ピオンテクが加わったミランだ。

 今季のセリエAでブレイクし、新エースとして迎えられたピオンテクは、先発デビューした1月29日のコッパ・イタリア準々決勝(ナポリ戦)で2得点と大活躍。順調なスタートを切った。また、パケタも得点こそないが、公式戦5試合で上々の評価を得ている。

『Sport Mediaset』は、「MFとサイドアタッカーを加えるとなお良かったが、ファイナンシャルフェアプレーの制限もあり、これでよしというところだ」と評価。「ふたりがビッグヒットになった」と、パケタとピオンテクを獲得した首脳陣を称賛した。

 続いて高評価を得たのが、そのミランへの移籍も噂されたルイス・ムリエルをセビージャから獲得したフィオレンティーナだ。ムリエルはセリエAで2試合連続3得点、コッパ・イタリアでも2試合で1得点と、加入早々に大活躍。『Sport Mediaset』はフィオレンティーナに7.5点をつけている。
 
 一方で、ペリシッチやミランダ、アントニオ・カンドレーバなど、移籍希望が伝えられた選手たちを引き留め、コンディションの問題を抱えるシメ・ヴルサリコの代役にセドリク・ソアレスを獲得したインテルも、6.5点と及第点を上回る評価だった。

 夏に向けてアーロン・ラムジーを確保し、メディ・ベナティアが去った守備陣にマルティン・カセレスを加えたユベントスや、パリ・サンジェルマンからのビッグオファーに揺れたアランを放出しなかったナポリには、及第点の6点がつけられている。

 動きを見せなかったローマは、「チームが難しい時期にあり、顔ぶれを変えて新鮮な空気を送り込むだけでも意味があったはず。おそらく今後、なにか手を打つべきだったと悔やむときがくる」と、ビッグクラブで唯一酷評された。トリノと並ぶ5点はリーグ最低の採点だ。

『Sport Mediaset』による各クラブの採点は以下のとおりとなっている。

■8点:ミラン
■7.5点:フィオレンティーナ
■6.5点:ボローニャ、カリアリ、エンポリ、ジェノア、インテル、パルマ、サンプドリア
■6点:アタランタ、ユベントス、ラツィオ、ナポリ、サッスオーロ、スパル、ウディネーゼ
■5.5点:キエーボ
■5点:ローマ、トリノ
※フロジノーネのみ採点なし。

 それぞれの選択は吉と出るのか、凶と出るのか。シーズン後半戦に注目だ。
 
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