「イニエスタに学んだことを活かしたい」アーセナルがバルサからスペイン代表MFをレンタルで獲得!!

2019年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

エメリとの師弟関係復活!

セビージャ時代の恩師でもあるエメリ(左)とガッチリ握手を交わすD・スアレス(右)。その表情は実に晴れやかだ。 (C) Getty Images

 移籍マーケットの最終日にアーセナルがバルセロナからスペイン代表MFを引き抜いた。

 現地時間1月31日、アーセナルは、スペイン代表MFのデニス・スアレスをバルセロナから獲得したことを発表した。契約は買い取りオプションが付随する今シーズン終了までの半年レンタルとなっている。

 現在24歳のD・スアレスは、2010年にセルタでプロキャリアをスタート。2011年5月からの2年間はマンチェスター・シティでプレーし、2013年8月にバルセロナへ移籍。2014年6月からレンタルでセビージャに加わり、2015年8月に買い戻しオプション付きでビジャレアルに移籍した。

 その後、D・スアレスは、買い戻しオプションを行使されたため、2016年8月にバルセロナへ復帰。しかし、イバン・ラキティッチやアンドレス・イニエスタ、さらにフィリッペ・コウチーニョらビッグネームとの激しい競争のなかで出場機会に恵まれず…。今シーズンも公式戦はわずか8試合の出場にとどまっていた。

 アーセナルの指揮官を務めるウナイ・エメリは、D・スアレスとセビージャ時代に師弟関係を構築しており、2014-15シーズンにはともにヨーロッパリーグ優勝を経験。この冬の移籍市場で、不調のメスト・エジルや長期離脱中のヘンリク・ムヒタリアンに取って代わるゲームメーカーの獲得を模索していたクラブにとっては、まさに理想の人材と言えた。
 
 ただ、バルセロナはD・スアレスと2021年6月までの延長契約を交わしたことも発表しており、アーセナルが買い取りオプションを行使する場合は、それ相応の違約金が必要になることが見込まれるため、それが今後の両クラブの交渉において小さくない障壁となりそうだ。

 かく言う本人はプレミアリーグでの成功を夢見ている。アーセナルの公式サイトで移籍の喜びを語るとともに飛躍を誓った。

「小さい頃、テレビでプレミアリーグを見ていたとき、アーセナルは僕にとてつもない影響を与えたチームだった。とくにアンリとベルカンプは真のレジェンドだと思っている。だから彼らの功績を辿りたい。

 僕がサッカー界で最も尊敬しているのはアンドレス・イニエスタだ。彼はいつも僕のアイドルだったし、バルサでは近くでプレーして多くのことを学んだ。僕はそれをここで活かしたいと思っている。できるだけ長くプレーして、チームがチャンピオンズ・リーグに出られるようにサポートしたいね」

 バルセロナでは不遇をかこった逸材MFは、プレミアリーグの舞台で才能を開花させられるのか? そのパフォーマンスに注目だ。
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