「渡せば、何とかなる安心感がある」。堂安律が改めて感じた大迫勇也の凄み|アジア杯

2019年01月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

大迫の復帰により、堂安もドリブルで仕掛ける回数が増加

どんな状況でもボールを収めてくれる大迫(右)。その存在は堂安(21番)にとっても大きな意味がある。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 終わってみれば、3-0の完勝。1月28日、日本はイランと相まみえたアジアカップの準決勝を苦しみながらも制した。
 
 劣勢を強いられた前半を0-0で凌ぎ、後半の早い時間帯にエースの大迫勇也が2ゴール。その後は相手の攻撃を跳ね返しながらカウンターを狙い、最終盤に原口元気がダメ押し弾をきっちりと決め切った。
 
 堅実なゲーム運びを見せたイラン戦について、堂安律も胸を張る。
 
「やられる気はしなかったですね。僕自身、インテンシティが高い試合だとは思っていない。毎試合、強度を高くして戦えていると思っている。ただ、相手のほうが疲労したと思いますし、日本人の良さが出た」
 
 勝因については「最後まで走るところ」とハードワークを挙げた堂安。ただ、攻撃面に関しては大迫の存在が大きかったとした。
 

 怪我の影響で2戦目以降はベンチスタートだったが、この試合でエースが先発に復帰。「渡せば、何とかなる安心感がある」と堂安が話した通り、前線でボールを収めて起点となった背番号15の働きは攻撃を活性化させるうえで欠かせなかった。
 
 また、大迫が相手を引き付けたからこそ、自由に仕掛けられたともいう。
 
「1対1をやらせてもらえる場面が増えて、特に後半は生き生きとプレーさせてもらいました。後半はボールに触る時間が増えました」
 
 ハーフタイム以降は相手のゴール前で勇猛果敢なドリブル突破を披露。73分には南野拓実とのワンツーで右サイドを打開し、あわやゴールという決定機を迎えるなど堂安の良さがこれまで以上に引き出された。
 
 大迫の復帰によって、輝きが増した堂安。決勝でもイラン戦同様に自らの特徴を発揮し、チームの勝利に貢献する。

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