【アジアチャレンジ】タイキャンプ中の広島が今季初実戦。チョンブリに隙を突かれて1-2で黒星

2019年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

押し気味に進めていた10分、GK林が相手FWにプレスを掛けられると…

新加入のE・サロモンソン(3番)はスタメン出場し、前半の45分間プレーしてピッチを退いた。(C)Getty Images

 1月26日、タイのチョンブリ・スタジアムで「2019Jリーグ アジアチャレンジ」が行なわれた。
 
 この一戦はJリーグのアジア戦略の一環として、2017年から開催されているプレシーズンマッチ。タイでキャンプを張っているサンフレッチェ広島が昨年に続いて現地で試合に臨み、昨季の同国1部リーグ9位・チョンブリと相まみえた。
 
 広島は昨季の基本システムだった4バックではなく、3-4-2-1を採用。GKに林卓人、最終ラインに左から清水航平、吉野恭平、野上結貴を配置し、ダブルボランチに和田拓也、松本大弥を並べた。そして、ウイングバックは右にエミル・サロモンソン、左に高橋壮也。シャドーには東俊希と渡大生、最前線にべサルト・ベリーシャを起用した。
 
 序盤から広島は主導権を握り、テンポよくボールをつないで相手陣内に侵入する。しかし、思わぬ形からピンチを招いてしまう。10分にバックパスを受けたGK林が前方にフィードを試みると、相手FWのルキアンがプレス。林のキックをブロックし、そのままゴールに吸い込まれた。
 

 1点のビハインドを背負った広島だが、すぐさま反撃。15分にE・サロモンソンのパスをエリア内で受けた東が左足でネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。
 
 以降は一進一退の攻防が続き、前半は勝ち越し点を奪えずに終了。タイスコアでハーフタイムを迎えた。
 
 後半に入ると、広島はメンバーをGK林以外の全員を入れ替えてスタート。途中出場の野津田岳人や柏好文を軸に攻勢を仕掛けた。だが、広島はまたしても一瞬の隙を突かれて失点をしてしまう。60分、右クロスをクルクリットに合わせられると、ワンバウンドしたボールが林の頭上を越えてゴールを許した。
 
 その後は中盤でボールを回しながら、サイドを有効に使って攻撃を展開。決定機を何度も作っていたものの、なかなか1点を奪い切れない。最後まで同点に追い付けなかった広島は1-2でチョンブリに敗戦。今季初実戦を勝利で飾れなかった。
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