わずか就任3か月で…モナコがアンリを事実上の解任! ジャルディム前監督の再登板が濃厚に

2019年01月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

モナコが指揮官の職務停止を発表。

モナコから職務停止が発表されたアンリ監督。セスク加入後は復調の兆しも見られたが…。(C)Getty Images

 モナコは1月24日、ティエリ・アンリ監督を職務停止としたことを発表した。各国のメディアは、事実上の解任と報じている。

 アンリ監督は昨年10月13日、レオナルド・ジャルディム前監督の後を継いで就任。だが、リーグ戦の12試合で2勝しかできず。いずれも敵地での勝利で、ホームでは1勝も挙げられていない。消化が1試合少ない残留ラインの18位ディジョンに勝点1差の19位と、降格圏に低迷している。

『ESPN』によると、内部からはアンリ監督への不満も出ていたようだ。カミル・グリクを含む一部の選手たちがクラブ経営陣に対し、アンリ監督のメソッドや戦術について陳情していたという。
 
 フランス・サッカーに精通するジュリアン・ローラン記者も、英公共放送『BBC』で、当初はアンリ続投としていたモナコがたった1日で決定を覆したと報道。「クラブ上層部に知らせずに一部の主力を控えとしたことが決定打になったのかもしれない」と伝えている。

「それが仕事を失う代償につながったのだと思う。クラブはそういう振る舞い方をアンリに望んでいなかった。そういったすべての要素が重なって、アンリは監督ではなくなったんだ」

 当面はアシスタントコーチが練習の指揮を執るが、モナコは一度解任したジャルディム氏をふたたび呼び戻すとも言われている。

 ローラン記者は「ジャルディムはまだモナコで暮らしており、パン屋に行く時に路上で選手たちに出会っている。アンリの代役は彼が有力だ」と述べた。

「今シーズンはうまくいかなかったが、2017年にリーグ優勝を飾るなど、ジャルディムは素晴らしい結果を残していた指揮官だ」

 大きな注目を集めたアンリに早々に見切りをつけたモナコは、ジャルディム再登板で復活を遂げられるのだろうか。
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