中国に完勝したイラン代表ケイロス監督「大きな“サメ”が我々を狙って来る」と日本を警戒|アジア杯

2019年01月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

5連勝、無失点の好成績でばく進中のイラン

イラン代表を率いるケイロス監督。日本のみならず、各国代表の選手たちの消耗度は大きい。 (C) Getty Images 

 アジアカップ準々決勝の中国対イランが24日に行なわれ、イランが3-0で完勝し、日本が待つベスト4へ駒を進めた。

 中国を相手に始終主導権を握り、圧倒したイラン。前半でFWのサルダル・アズモン、メフディ・タレミらが躍動し、後半アディショナルタイムにはカリム・アンサリフィルドが勝利を決定づける3ゴール目でトドメをさした。

 過去には名古屋グランパス、レアル・マドリード等の監督を歴任し、2020年までイラン代表を率いることが決まっているポルトガル人指揮官カルロス・ケイロスは、試合後のインタビューで「非常に手強い相手とのとても難しい試合だった。だが、中国の激しいプレッシャーを受けながらも、我々の選手たちが、自分たちの戦術とアプローチで勝利を手にすることができたと思う」と手応えを口にした。同監督の母国であるポルトガルの地元紙『SAPO DESOIRTO』などが報じている。

 対戦相手である中国を率いていたマルチェロ・リッピとの対戦については、「大舞台でマルチェロ・リッピ監督と対戦できたことを、非常に光栄に思う。(指導者引退の噂があるが?)偉大な指導者だからこそ、決断には敬意を払うべきだ」とコメント。

 そして気になる日本との対戦については、このように語っている。

「まだ全ての戦いが終わったわけではないし、今後、もっと大きな"サメ"が我々のことを狙ってやって来る。中国に勝利しただけでは不十分だろうし、日本や韓国との対戦が迫ってきているだろう。これからはもっと注意深くやる必要があるんだ。これだけ体力的にも精神的にも消耗した後だから、とにかく4日後まで選手たちを休ませることを第一に考えたい」

 日本とイランは現地1月28日にアル・アインで対戦する。ここまで5試合で無失点というイランの"壁"を、森保ジャパンは打ち破ることができるだろうか。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事