無得点なら堂安は丸坊主だった!? 長友が裏事情を明かしつつ有言実行のレフティーを賞賛!|アジア杯

2019年01月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合前に長友は堂安とどんなやり取りを交わしたのか

堂安(左)の活躍に目を細めた長友(右)。試合前に宣言した通りの活躍に讃えずにはいられなかったようだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[アジアカップ・準々決勝]日本 1-0 ベトナム/1月23日/アルマクトゥーム・スタジアム

 一歩間違えれば、染めたばかりの茶髪が台無しになっていた。
 
 1月24日、日本はアジアカップの準々決勝でベトナムと対戦。24分にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の判定で吉田麻也のゴールが取り消されたなかで、嫌な雰囲気を一掃したのが20歳の堂安律だ。
 
 57分にペナルティエリア内で単独突破。ノーファウルの判定を下されたものの、VARによってジャッジが覆ってPKを獲得。これを自ら決めて、チームに2大会ぶりの4強入りをもたらした。
 
 殊勲者となった若武者に試合後、誰よりも賛辞を送った選手がいる。チームの精神的支柱でもある長友佑都だ。
 
 今回で3度目のアジアカップとなる背番号5は「堂安のプレーもペナルティエリアで貪欲に仕掛けたから取れたPK」と称賛。代表活動中に筋力トレーニングをともにする愛弟子の活躍に目を細めた。
 
 そんな長友だが、実は試合前日に堂安から"衝撃の宣言"をされていたというのだ。それが「点を取れなかったら坊主にする」という約束だ。
 
「彼自身、試合前に自分がPKを取って、自分で蹴って自分が勝利に導くと言ったんです。僕がその証拠の動画を取っているので、あとでSNSか何かに上げます(笑)。(その時に)点が取れなかったら、丸坊主にすると言っていました。僕が『点を取れなかった時にやることを言ってください』と話すと、僕を追い込んでくださいということで『頭を丸めてください』と言われ、僕が了解したんです」

 実際に長友は自身のTwitterを試合後に更新し、ベトナム戦の前日に撮影した証拠映像を投稿。
 
「点を取れなかったら、頭を丸めてください」(長友)
「了解っす」(堂安)
「死ぬ気で取れよ」(長友)
 
 "男と男の契り"を交わした長友と堂安。さらにこの動画には続きがあり、長友が明かした通りにPKの下りも収められている。
 
「PK絶対取ります。PKになったら、俺がすぐにボールを取りに行きます」(堂安)
「それはちゃんと話し合って(笑)」(長友)
「揉めないように」(堂安)
「とりあえず揉めないようにして」(長友)
「とにかく、チームが勝つために点を取ります」(堂安)
 
 ここまで完璧に約束を果たすとは、長友も思っていなかっただろう。「有言実行の男として彼を褒め称えてください」と手放しで称賛した百戦錬磨のSBは、可愛がってきた堂安の活躍を誰よりも喜んだに違いない。

【日本代表PHOTO】日本1-0ベトナム|PKの1点を守り抜いた森保ジャパンがアジア杯ベスト4進出!

【PHOTO】美女に謎の被り物をしたおじさん…日本戦を盛り上げた大熱狂のベトナムサポ特集!

次ページ長友と堂安が”男と男の契り”を交わした注目の動画はこちらから

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事