「『これが僕のやり方だ』って…」元オランダ代表MFがC・ロナウドの“最強エピソード”を告白

2019年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今も忘れられない」エピソードとは?

マドリーでは約1年間のみのプレーだったが、C・ロナウドとファン・デルファールトの二人は切磋琢磨し合い、第2次銀河系軍団の礎を築いた。 (C)REUTERS/ AFLO

 サッカー界は"実力社会"である。そのことを改めて証明するエピソードを、元オランダ代表MFが告白した。

 現地1月22日、世界的ネットワーク『Fox Sports』のアジア版は、元オランダ代表MFのラファエル・ファン・デルファールトが明かしたレアル・マドリー時代のチームメイトであるクリスチアーノ・ロナウドとの思い出深い話を紹介した。

 昨年11月に現役を引退していたファン・デルファールトは、2008年8月にハンブルクからマドリーへ電撃移籍。それから2010年8月にトッテナムへ加入するまで、銀河系軍団の一員としてプレーした。

 そんな元オランダ代表MFは、ある日の練習中にC・ロナウドと一緒に、FK合戦をやったことがあったという。

 その当時、マドリーのプレースキッカーを務めていたファン・デルファールトは、その矜持を見せつけようと、先に蹴ってキックを失敗していたC・ロナウドにみずから見本を示し、「これが君がやらなきゃいけない蹴り方だ」と言い放ったという。

 完璧なキックを決め、「勝利を確信していた」ファン・デルファールトだったが、"ビッグタレント"であるC・ロナウドにすぐさまやり返されてしまったという。元オランダ代表MFは、「忘れもしないよ」と、ポルトガル代表ストライカーとのやり取りを振り返った。

「あれは忘れられないね。僕らは20個のボールを使ってフリーキック対決をしていたんだ。僕のキックと良い感じの決め台詞が決まったとき、周りで観ていたみんなは笑っていたよ。

 それで次のキックに移ろうとした時、彼が『僕に蹴らせてくれ』って言ってきて、30メートルぐらいの距離からボン!ってゴールの上隅に完璧なキックを決めたんだ。それで彼は振り返って言ったんだ。『これが僕のやり方だ』ってね。勝負? 負けたよ」

 その後、C・ロナウドがマドリーのフリーキッカーとして君臨し続けたことは言うまでもない――。
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