現役ベルギー代表MFが15億円で広州富力へ電撃移籍! なんと指揮官は、あの“ピクシー”だ!

2019年01月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

トッテナムで重宝された男

中国への挑戦が決まったデンベレ。ここ数シーズンは怪我に悩まされていたが、その実力はいまだ錆びていない。 (C) Getty Images

 実力派のMFが中国へやってきた。

 現地時間1月17日、トッテナムは公式サイトでベルギー代表MFのムサ・デンベレが広州富力へ移籍したことを発表した。契約期間は3年で、英公共放送「BBC」によれば、移籍金は1100万ポンド(約15億4000万円)になるという。

 デンベレは2012年にフルアムからトッテナムに加入し、主力として活躍。懐の深いボールキープと独特のリズムで繰り出すドリブルで、チームの攻撃に抑揚をつけ、ポゼッションの基点となるなど重宝された。

 しかし、現在31歳のベルギー代表は、ここ数シーズンは小さな故障を繰り返し、満足のいく活躍ができておらず、昨夏には契約更新を断り移籍を志願していた。

 そんなデンベレを巡っては、北京国安や広州恒大も獲得を目指していることが報じられていたが、最終的に落ち着いたのは、広州富力だった。

 このクラブには、Jリーグファンに馴染みのある顔が揃っている。指揮官は、名古屋グランパスのレジェンド、"ピクシー"ことドラガン・ストイコビッチで、さらに中心メンバーには、元川崎フロンターレのブラジル人MFレナトが所属している。

 そんな広州富力は昨シーズンの中国スーパーリーグで7位。アジア・チャンピオンズリーグの出場権を獲り逃しており、チームのさらなる強化を図っているところだった。

 中国に活躍の場を求めた現役ベルギー代表MFは、アジアでいかなるパフォーマンスを見せるのか? そのプレーに注目したい。
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