ビジャ、イニエスタ、ポドルスキらを擁する神戸が始動!新加入の山口蛍が驚いたのは…

2019年01月17日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「今まで経験したことがなかった」(山口)

新たに加わったビジャ(左)。かつてスペイン代表やバルセロナでともにプレーしたイニエスタ(右)との絶妙なコンビネーションに期待が懸かる。写真:川本学

 ヴィッセル神戸が1月17日、2019年シーズン初となるトレーニングを実施した。
 
 大勢のメディアが集まるなか、アンドレス・イニエスタやルーカス・ポドルスキの他、新加入のダビド・ビジャ(ニューヨーク・シティから完全移籍)、山口蛍(セレッソ大阪から完全移籍)、西大伍(鹿島アントラーズから完全移籍)らが、ついに合流した。
 
 初日から紅白戦が組まれたのは、小さくない驚きだった。激しくボールを奪い合うシーンも見られ、選手たちは強度の高いトレーニングに汗を流していた。
 
 ビジャ、ポドルスキらと同じチームでボランチを担った山口も「これだけ休みが長かったなかで、いきなりゲームは今まで経験したことがなかったので、すごく新鮮でした」と驚きを口にした。
 
 紅白戦ではビジャもコンディションの良さを覗わせた。キレ味鋭いドリブルなど随所に高質なテクニックを披露すると、元スペイン代表の盟友イニエスタとの息のあったコンビネーションプレーを見せていた。

 ニューフェイスは軒並み良い印象を抱いているようだ。ガンバ大阪から加入した初瀬が、「みんな喋りかけてくれて、すんなり入れた。すごくチームの雰囲気が良いので、ここからすごい楽しみ」と話せば、紅白戦に驚いていた山口も「そんなに違和感なく入れた」と手応えを語る。
 
 在籍通算12年目の三原雅俊は、「新しく入ってきたメンバーがたくさんいるし、どの選手も、みんなが分かっているとおりうまい。チームが強くなっていくなかで、自分もしっかりついていって貢献できるようにしたいです。開幕が楽しみ」と、チーム力の向上に期待し、新シーズンの開幕を心待ちにしている。
 
 ワールドクラスのビジャに加え国内屈指のタレントを獲得した神戸が、初タイトルへ向けて幸先よくスタートを切った。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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