【選手権】来季の飛躍が期待される逸材を厳選!冬の檜舞台で台頭した下級生ベストイレブンを発表!

2019年01月17日 高校サッカーダイジェスト編集部

早期敗退組にもタレントがずらり。米子北の注目CBは188センチの大型レフティ!

中盤の底に入る藤井、八木(流経大柏)は準優勝、田辺(瀬戸内)は4強入りにチームでそれぞれ貢献。来季の飛躍を予感させる活躍ぶりだった。

 今冬の選手権は、青森山田が流経大柏を3-1で下して2年ぶり2度目の王者に輝いた。

 14日に行なわれたファイナルでは檀崎竜孔(3年)が実力を見せつけて2ゴール。守っては、U-19代表歴を持つ三國ケネディエブス(3年)が192センチの高さを利した空中戦の強さで勝利に貢献した。

 決勝で敗れはしたものの、流経大柏の関川郁万(3年)も鹿島入団内定の名に恥じないプレーを披露。大会前に活躍を期待されていた選手たちがきっちりと結果を残し、新たなステージへと旅立っていた。
 
 そうした3年生たちに負けじと、全国舞台で眩い光を放った選手たちもいる。新シーズンの飛躍が待たれる1、2年生たちだ。

 そこで今回は選手権で活躍した下級生をピックアップ。結果を残せなかったプロ注目の西川潤(桐光学園/2年)は選外としたが、準決勝の青森山田戦でハットトリックを達成した尚志の染野唯月(2年)、帝京長岡の8強入りに貢献した晴山岬と谷内田哲平の2年生コンビなどをセレクトした。今冬に結果を残した彼らが、来季どのような成長を遂げるのか注目だ。

【下級生ベストイレブン】
GK
中川 真(徳島市立/2年)

188センチのサイズを利した守りが魅力の大型守護神だ。2回戦から登場したチームは流経大柏に敗れたものの、自身は的確なコーチングと正確なハイボール処理で存在感を発揮。足下の技術を向上させて高校ラストイヤーに評価を高めれば、プロ入りも見えてくるはずだ。
 
DF
丸山海大(東福岡/2年)

今大会は西田翔央(3年)と名門・東福岡の最終ラインを統率。危機な場面を未然に察知するだけでなく、エアバトルでも相手FWと互角以上の勝負を見せた。初の選手権は2回戦で終戦。U-17代表歴を持つCBはこの悔しさを糧に、新シーズンでの飛躍を目指す。
 
髙橋祐翔(米子北/2年)
188センチで左利き。世界的に見ても稀有なCBだ。2年生ながら最終ラインの要としてチームを支え、ロングキックの質も目を惹いた。昨季までボランチでプレーする機会も多かったが故に対人プレーに改善の余地を残すが、冬の檜舞台で可能性を示した逸材だ。
 
藤原優大(青森山田/1年)
1年生ながら青森山田で出場機会を掴んだ有望株だ。今大会は途中出場ながら大津戦との3回戦で1得点。CBに加え、チーム状況に応じてボランチやシャドーを担った万能性も潜在能力の高さを感じさせた。来季は定位置を掴み、世代別代表への復帰も果たしたい。

【PHOTO】選手権で可能性を示した来季のスター候補生を厳選!下級生ベストイレブンを一挙に紹介

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