【指揮官コラム】特別編 三浦泰年の情熱地泰|「働きたければ休め」の精神でブラジルへ!

2019年01月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

少しJリーグと距離を置いてJリーグを楽しみたい

これまではピッチ上でJリーグに携わってきたが、この1年は少し距離を置いてJリーグを楽しみたいと語る。(C) J.LEAGUE PHOTOS

「休みたくない」これが僕の本音、 本心だと思う。
 自分のことでありながら「思う」というのは少し違和感のある表現かもしれないが、「休むべき」かと思っている。
 
「働きたければ休め」
 
 良い仕事をしたければ「働かないで休みなさい」という意味だ。
 
 2019年、僕は監督業を休む決意をした。「監督をしたければ休め」、だ。
 
 立場も、生きる世界も、違う。いろんな人と会い、話もした。真剣な話、くだらない話。素直な一般の自分が、そう決めたいと思う。監督業から離れ、外から次に戻る時に何をすれば良いか?
 
 どうすれば良いか?
 
 今、サッカー界はどうなっているのか? 国内だけでなく欧州、中南米、アフリカ、中東、東南アジアなど世界のサッカーをしっかり見てみたい。
 
「止まってはいけない」
 走り続けるべきだと考えていたが、少し冷静にJリーグと距離をおいて、Jリーグを楽しむべきかと思う。
 
 まずは2月からアメリカサッカー(メジャーリーグ・サッカー)を視察した後にブラジルへ渡りたいと思う。18歳~20歳の良い時期を過ごしたサンパウロに拠点において、今、ブラジルで起きていることを肌で感じてみたいと思う。
 
 プロとして「生きる」原点があるような気がするし、「ブラジル留学」を楽しんでみたい。
 
 僕ら家族の財産がブラジルにもある。それは人間関係だ。それをまた復活させてみたい。もちろん日本で求められることもあるので、行ったり来たりということになる。
 
 ブラジルで決まっているものや、見えているものはまだないが、先ずは決断だ。決断したら行動に移さなければならない。何をすれば良いのかは、行ってみれば自ずとその展望が見えてくるものだと思っている。
 

次ページ次に戻る時は、幸せな時間をもっと長くできるような人間に…

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