【選手権決勝】青森山田が2大会ぶり2度目の戴冠!! 札幌入団内定・檀崎の2発などで流経大柏を破る!

2019年01月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

檀崎が2ゴール! 終了間際に炎のストライカー小松がダメ押し

札幌入団内定の檀崎が同点、逆転のゴールを決め、青森山田に2大会ぶりの栄冠をもたらした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 第97回全国高校サッカー選手権大会は1月14日、埼玉スタジアム2002で決勝が行なわれ、青森山田(青森)が3対1で流経大柏(千葉)に勝利し、2大会ぶり2度目の優勝を飾った。

 ユース年代トップクラスの強豪校同士の対戦は、序盤から互いに譲らぬ白熱した攻防となった。流経大柏が持ち前のハイプレスをベースに縦に速い攻撃を見せれば、青森山田もそれをかいくぐるパスワークでチャンスを作り出す。

 一進一退の攻防を見せるなか、先手を奪ったのは流経大柏だ。前半32分、右CKから熊澤和希(3年)のライナー性のクロスに合わせたのは鹿島入団内定の関川郁万(3年)。打点の高い豪快なヘディングシュートを叩き込み、流経大柏が先制点をゲットした。

 しかし青森山田もすぐさま反撃。前半40分、カウンターから佐々木銀士(3年)が右サイドを抜け出すと、中央への折り返しに走り込んだ札幌入団内定の檀崎竜孔(3年)がワンタッチで押し込み、ゴールネットを揺らす。青森山田が同点に追いついた。前半は1-1の同点で終了した。

 後半も白熱の攻防が展開されたが、後半18分に青森山田が勝ち越しに成功する。右サイドからバスケス・バイロン(3年)がドリブルで打開すると、中央への折り返しのボールを檀崎が右足で合わせる。シュートは右ポストを直撃するも、ゴールに吸い込まれた。青森山田が2-1とリードする。

 流経大柏は、ここから交代策でペースチェンジを図り、前線への圧力を強めていく。残り10分からはCBの関川を最前線に配置して勝負に出る。

 しかし、青森山田はカウンターから途中出場の小松慧(3年)がダメ押しの3点目。結局、試合は3対1でタイムアップ。青森山田が2大会ぶり2度目の戴冠を果たした。流経大柏は、2大会連続の準優勝となった。
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