【FC東京】久保建英が始動。囲み取材で「結構難しい質問ですね」とのやり取りも

2019年01月13日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「ここで何を言っても始まらない」

始動日の練習で汗を流す久保。写真:徳原隆元

 2019年1月13日、レンタル先の横浜から復帰した久保建英がFC東京で始動。久しぶりに小平グランドで全体練習をこなしたが、「自分は特に変わることなく、サッカーが少しでも上手くなればいい」という感覚だった。
 
 このオフは「休むところは休んで、どんな練習をやってもいいような準備もしました」。始動日に向けては「いつも通り」で、特別なトレーニングはやっていないそうだ。実際、「自分はボールを蹴るのと体幹のどっちもやりたいタイプなので、両方をこなしました」とコメントしていた。
 
 昨季は横浜でJ1初ゴール(24節の神戸戦)を決めるなど貴重な経験を積んだ。そうした実績が来季に良い影響をもたらすのだろうか。しかし、久保は「(横浜での経験について)ここで何を言っても始まらないので、しっかりとピッチの上で見せていけたらいいと思います」と回答。口ではなく目に見える結果にこだわるというスタンスを示した。
 
 
 ただ、始動日後の囲み取材でハキハキと答えていた久保が「結構難しい質問ですね」と言う場面もあった。「(昨季途中から)東京とは別の環境で過ごされて、また東京に戻ってきて新たに感じるものとは?」という質問に対しての反応だった。ちなみに、久保の答は以下のものだった。
 
「例えば今日なんかは始動日ということで、ファン・サポーターの方がたくさんいて。いつも来てくれるんですけど、いつにも増して数が多かったかなと感じました」
 
 新シーズンに向けて久保が強調しているように聞こえたのは「アピール次第」という部分。ひと皮むけた姿をJ1のピッチで見せてくれるのだろうか。FC東京の沖縄キャンプは明日、14日からスタートする。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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