チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督は１月11日、去就が取りざたされるアルバロ・モラタについて、「退団するのであれば代役が必要だ」と述べた。モラタに移籍の可能性があるということだろう。

　セビージャやミランへの移籍が騒がれていたモラタだが、先日から争奪戦に加わったと言われているのが、ジエゴ・コスタが負傷離脱中のアトレティコ・マドリーだ。

　そのアトレティコを代表する選手のひとりで、同い年のモラタとはスペイン代表で一緒にプレーした経験を持つコケは、「モラタは素晴らしい選手。僕はずっとそう言ってきた」と、モラタを称賛している。（スペイン紙『Marca』より）

「僕は下部組織時代にモラタとプレーした（モラタは2005～2007年にアトレティコのカンテラに所属）。その後、彼はいろいろなチームでプレーすることになったけどね」
 

　またコケは、「（アトレティコ移籍の）噂を耳にするのは確かだ」ともコメント。「でもいまは僕らの選手じゃない。チェルシーの選手であり、僕らはチェルシーをリスペクトしなければいけない」としたうえで、モラタが加わるのであれば歓迎すると述べた。

「いまの僕たちのメンバーはこのとおりであり、チーム外の選手のことを考えている場合じゃない。もしも彼が来るのであれば、歓迎するけどね」

　一方で、バイエルン移籍が注目されるリュカ・エルナンデズについてコケは、「僕たちにとって重要な選手であり、できるだけ早く（負傷から）復帰してほしい」と話している。

「彼はアトレティコの選手であり、いまのところはそうであり続ける。いつもと同じように、アトレティコを第一に、熱意や闘志をもって戦ってくれるだろう」

　新年初戦のラ・リーガ18節でセビージャと引き分け、首位バルセロナとの勝点差が５に広がってしまった２位のアトレティコ。リュカ残留とモラタ獲得はどうなるのか。今後が注目だ。