「彼は一線を越えてしまった…」SNS炎上のリベリにバイエルンは厳格な処分を下す。その内容は?

2019年01月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「Fワード」を連発したリベリにバイエルンは…

塩ふりおじさんとのコラボが原因で一般ユーザーを罵ったリベリ。挑発に乗る形での“炎上”ではあるが、バイエルンが許すことはなかった。 (C) Getty Images

 新年早々に自身のSNSで"炎上騒動"を起こした元フランス代表MFフランク・リベリ。そんな大ベテランに対して、ついに所属先のバイエルンも動いた。

 事の発端は、現地3日、ドーハで開かれているバイエルンのミニキャンプに参加しているリベリが、プライベートで挙げた動画にあった。

 35歳のフランス人MFは、多くの著名人と交友関係を持つ"セクシー塩ふりおじさん"ことトルコ最大のステーキレストランのオーナーシェフ、ヌスレット・ギョクチェ氏のお店を訪れ、そこで推定1200ユーロ(約14万8000円)はくだらないと言われる金箔を貼った特大のトマホークステーキを注文。お馴染みの塩ふりパフォーマンスもノリノリで披露した。

 この動画にファンから「金の無駄」「金遣いが荒い」「非常識だ」など非難が集中。すると、堪忍袋の緒が切れたリベリは、自身のツイッターでいわゆる「Fワード」も交えた怒りのメッセージを発信した。

「俺に嫉妬し、そして憎む奴は、穴の開いた避妊具のせいで生まれきた奴らだ。お前たちのお袋もクソくらえ、お前の祖母、そしてお前の家族も全員クソくらえ。お前らには何の借りもない。俺の成功は神、俺自身、そして、俺を信じて愛してくれた者たちのおかげだ。それ以外の奴らは靴下のなかの砂利にしかすぎない!」

「ついでに、俺に否定的な記事を常に書いているジャーナリストまがいの連中にも告ぐ。寄付をした時にはなんで俺の行動はメディアの注目を集めない? お前らは俺の行動や振る舞いを批判的に捉えるのを好きなだけなんだろ」

 ドイツ紙『Bild』は、リベリが激高した理由として、相次ぐ批判のなかに家族を誹謗中傷する内容のコメントがあったからだと報じた。

 だが、所属するバイエルン側は厳格な態度を示した。

 ハサン・サリハミジッチSDは、「彼は誤解をされ、フランク自身が侮辱され、そして挑発される結果になった。それは出産を控える夫人に対しても同様だった」と、リベリに同情しながらも、「残念なことに一線を超えてしまったところがあると思う。バイエルン・ミュンヘンの選手として、受け入れられない言葉を用いてしまった」とコメント。そして、「彼と長く話し、我々の考えを受け入れてくれた」として罰金処分を下すことを明らかにした。

 プライベートに干渉されたうえ、家族を誹謗中傷されたことを考えれば、罰金というのはいささか厳しい処分にも思えるが、欧州屈指の名門であるバイエルンだけに、プロフェッショナルとしての振る舞いを厳しく求める、ということなのだろう。

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