C・ロナウド、2ゴールで2018年を締めランキング首位浮上も…年間50得点には届かず

2018年12月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

ライバルのメッシは51ゴール

開始2分で先制ゴールを挙げ、PKで決勝弾を決めたサンプドリア戦のC・ロナウド。数字は昨年より減ったものの、印象的な場面を幾つも創出した。 (C) Getty Images

 ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドは、12月29日のセリエA第19節サンプドリア戦で2ゴールをマークし、チームを2-1の勝利に導いた。

 セリエAで3度目となるドッピエッタ(1試合2得点)を記録したC・ロナウドは、ジェノアのクシシュトフ・ピオンテク(13ゴール)を抜き、14ゴールでリーグ得点ランキング単独首位に浮上している。

 チャンピオンズ・リーグ(CL)での1ゴールを含め、C・ロナウドはイタリアに来てから公式戦で15ゴールをマークしてきた。だが、2011年から続けてきた年間50得点には届いていない。

 スペイン紙『Marca』は、2018年のC・ロナウドが49得点に止まり、2013年の69得点をはじめとする、近年の50得点超えに終止符が打たれたと伝えている。

 一方、バルセロナのリオネル・メッシは今年、51得点を記録。2010年からの9年間で8度目となる50得点超えを達成した。ちなみに、50得点に届かなかったのは、47試合で45得点だった2013年だ。逆に2012年には、年間90得点という記録を樹立している。

 だが、守備の国イタリアでもゴールを量産するC・ロナウドが見事なのは言うまでもない。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、C・ロナウドが「世界最高」と称賛。クラブの悲願である欧州制覇への自信も窺わせた。

「C・ロナウドが加わり、我々には何かが変わったという感覚がある。ただ、欧州の舞台で勝つためには、精神面でしっかりしていなければいけない。とにかく、リーグ戦でこの調子を持続し、コッパ・イタリアでもうまくやらなければならない」

 C・ロナウド本人も、試合ごとに「チームはとてもうまくやっている」と、首位を快走するユベントスに満足感を表わしつつ、先は長いと強調している。

「僕らは、ほぼ全ての試合に勝ってきた。でも、シーズンはまだ長い。後半戦がまるまる残っているんだ。しっかり集中し、冷静に仕事をしながら新年を迎えなければいけない」

 2019年のC・ロナウドは、個人で4連覇となるCL優勝を果たし、年間50得点の記録を取り戻すことができるのか。イタリア王者での今後が注目される。
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