「すごい!」「レジェンドの再会だ」 ビジャが復活を信じて励ましつづけた親友との2ショットを公開

2018年12月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「会えてうれしいよ、アミーゴ!!!」

同郷のビジャとカソルラは、スペイン代表でもこうして一緒にいることが多かった。EURO2008ではともに主力として優勝に貢献している。(C)Getty Images

 現地時間12月28日、ヴィッセル神戸への入団を決めているダビド・ビジャが自身のインスタグラムを更新。元スペイン代表MFサンティ・カソルラとの2ショット写真を公開し、話題になっている。

 ビジャとカソルラといえば、共通点は出身地。ともにスペイン北西部のアストゥリアス州出身で、ビジャはこの地域の名門スポルティング・ヒホンの下部組織で育ち、カソルラはそのS・ヒホンとライバル関係にあるレアル・オビエドのカンテラで17歳まで過ごした。

 今回投稿された写真も、故郷のアストゥリアスで撮られたもの。ちなみに、この地方の出身者は他にも、現在マンチェスター・ユナイテッドに所属するファン・マヌエル・マタや、スペイン代表監督を務めるルイス・エンリケらがいる。
 
 今夏にアーセナルから古巣のビジャレアルに復帰するかたちでラ・リーガに舞い戻ったカソルラ。今シーズンの開幕戦は彼にとって、「668日ぶりの公式戦」だった。2年前のチャンピオンズ・リーグで負傷したアキレス腱の手術で、不運にも生命を脅かすほどの感染症に罹患してしまったのだ。

 本来なら数週間で復帰できたはずが2年近くかかり、その間に8回もの手術と過酷なリハビリを乗り越えなければならなかった。壊疽(えそ)した踵には腕の皮膚を移植し、足を切断するという最悪の事態を免れてもいた。

 復帰直後、アーセナルに対し、離脱中にもかかわらず契約を延長してくれたことへの感謝の気持ちを伝えたカソルラは、同時にこんなコメントも残していた。

「療養中、毎日メッセージをくれた選手が3人いた」

 それが、アンドレス・イニエスタとダビド・シルバ、そしてビジャだったのだ。

 写真に添えられていた「会えてうれしいよ、アミーゴ!!!」というビジャのコメントは、同郷の親友の完全復活を信じて、遠方から励ましつづけた彼の、心の底から出た言葉だったのだろう。

 この感動の2ショット写真には、ファンもすぐさま反応し、「すごい!」「レジェンドの再会だ」「アストゥリアスが生んだクラックコンビ!」「これぞ偉人の会」「もっともゴージャスな男たち」といった喜びの声がコメント欄を占拠。なかには「なんて素晴らしい…」と、感極まっている様子のコメントもあった。

 現在は18位と低迷するビジャレアルで、ひとり別次元のプレーを見せているカソルラ。37歳でJリーグという新たな舞台でのチャレンジを決めたビジャとしても、親友の元気な姿には大いに勇気づけられたはずだ。
 

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