パリSGとの別れを決意! フランス屈指の司令塔が1月に6億円強でバルサに移籍か?

2018年12月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

正式なオファーを待つ。

パリSGとの契約延長を拒否したラビオ。23歳の俊英はこの冬、バルサに移籍できるのか。(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンのアドリアン・ラビオは、今シーズンいっぱいとなっている契約の延長を拒み、トーマス・トゥヘル監督率いるチームから外されている。

 ラビオは契約延長交渉を巡り、代理人を務める母親がアンテロ・エンリケSDと衝突。今月、同SDが怒りを露にし、今シーズンの残り試合をベンチで過ごすことになるだろうと、事実上の構想外を宣言した。

 今シーズン限りで契約が満了となるラビオは、1月から自由に他クラブと交渉ができ、6月末を過ぎれば移籍金ナシで退団できる。パリSGがラビオを売却するのであれば、この冬のマーケットがラストチャンスだ。

 これらの状況から、スペイン紙『AS』は12月26日、以前から関心が取りざたされているバルセロナが、この冬に500万ユーロ(約6億5000万円)でラビオを獲得する可能性もあると報じた。
 
 23歳と若いラビオの市場価値を考えれば、500万ユーロの移籍金は格安と言える。バルサにとっては、同じく関心が噂されるアヤックスのフレンキー・デヨングの獲得を目指すうえでも大きなアドバンテージだ。

 それでも『AS』紙によれば、ラビオとの関係がこじれ、修復が難しくなったパリSGは、できるだけ早く選手を手放す考えだという。チームへの影響を避ける狙いもあるのだろう。そのため、バルサの幹部エリック・アビダルからラビオ獲得のオフィシャルなオファーが届くのを待っているところだ。

 一方で『AS』紙は、バルサ移籍のためにラビオは年俸1000万ユーロ(約13億円)を望んでおり、さらに代理人である母親も同額の手数料を希望しているようだ。

 再三にわたってパリSGとの契約延長トラブルが報じられてきたラビオ。『AS』紙は、バルサ移籍が「ますます実現に向かっている」と報じた。その時は、もう間もなくなのだろうか。
 
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