指揮官からの信頼が厚い長身CFがいきなり欧州王者に挑戦!!
地元メディアがスタメン出場を予想しているハーフナー。オランダでは3シーズンで79試合出場・26得点。希望して身を投じたリーガで、これ以上の数字とインパクトを残すことができるか!? (C) Getty Images
週末に開幕した2014-15シーズンのリーガ・エスパニョーラ。そして今日は、先週スペイン・スーパーカップを戦ったレアル&アトレティコのマドリー勢が初戦を迎える。そして昨シーズンの欧州王者がホーム、サンチャゴ・ベルナベウに迎えるのは、リーガ昇格組のコルドバだ。
セグンダ(2部リーグ)7位からプレーオフを経て42年ぶりのリーガ昇格を果たしたコルドバには、オランダのフィテッセより日本代表FW、ハーフナー・マイクが今シーズンから加入した。フィテッセでの指揮経験があり、今シーズンよりコルドバの指揮官となったアルベルト・フェレール監督が獲得を望んだというハーフナーは、194センチの長身と左足のシュート力を武器に、CFとして攻撃を機能させることが期待されている。
堅守速攻をウリにするチームにおいて、「前線で相手を引きつけて味方にスペースを作る動きや、ロングボールの基準点になること」をフェレール監督から求められているハーフナーは、チーム3年目のシスコとCFのポジションを争っているが、プレシーズンマッチではコンスタントに出場を果たしてゴールをも決めており、指揮官のファーストチョイスとなりつつある。
週刊サッカーダイジェストのインタビューでは「もうちょっと試合をこなし、コンディションを整えたところで当たりたかった」というR・マドリーとの対戦は、やはり苦戦が必至。ただし、R・マドリーも欧州スーパーカップを制したとはいえ、直近5試合の成績は1勝1分け3敗と完調ではない(コルドバは1勝4分け)。フェレール監督や選手は口を揃えて、「我々には失うものがない。ピッチ上ではどんなことも起こりうる」と勝負を捨ててはいない。
ハーフナーをはじめ、攻守のリンクマンとなることが期待されるファウスト・ロッシ、ボローニャから加入したSBホセ・アンヘル・クレスポ、R・マドリー・カスティージャから加入したばかりのMFボルハ・ガルシアなどの新加入選手が、「高さとスピード」を武器としてきたチームに、どれだけのプラスアルファをもたらせるかが、R・マドリー戦はもちろん、今シーズンのコルドバの運命を決することとなる。
日本代表監督に就任したばかりのハビエル・アギーレ監督から、印象に残る選手として名前を挙げられている、現在唯一のリーガ所属プレーヤーであるハーフナーは、「スペインで、まだ日本人選手の評価は高くない。だから僕がこのクラブで結果を出して、これまでの低評価を覆したい。(R・マドリー戦は)チーム全員で戦い、勝利を掴めるように頑張る。ワンチャンスをモノにしていきたい」と今シーズン、そして大事な開幕戦への意気込みを語っている。
R・マドリーといえば、かつてバルセロナで不動の右SBとしてリーガ優勝や欧州制覇など数々の栄光を味わったフェレール監督にとって、今なお特別な相手であり、敵地サンチャゴ・ベルナベウは「最もやりにくい」舞台である。「特別な場所で、大きなサプライズを生みだしたい」と語る指揮官の願いを、コルドバの戦士たちは叶えることができるか。その鍵を握る人物のひとりとして、ハーフナーの名前も確実に挙げられる。
セグンダ(2部リーグ)7位からプレーオフを経て42年ぶりのリーガ昇格を果たしたコルドバには、オランダのフィテッセより日本代表FW、ハーフナー・マイクが今シーズンから加入した。フィテッセでの指揮経験があり、今シーズンよりコルドバの指揮官となったアルベルト・フェレール監督が獲得を望んだというハーフナーは、194センチの長身と左足のシュート力を武器に、CFとして攻撃を機能させることが期待されている。
堅守速攻をウリにするチームにおいて、「前線で相手を引きつけて味方にスペースを作る動きや、ロングボールの基準点になること」をフェレール監督から求められているハーフナーは、チーム3年目のシスコとCFのポジションを争っているが、プレシーズンマッチではコンスタントに出場を果たしてゴールをも決めており、指揮官のファーストチョイスとなりつつある。
週刊サッカーダイジェストのインタビューでは「もうちょっと試合をこなし、コンディションを整えたところで当たりたかった」というR・マドリーとの対戦は、やはり苦戦が必至。ただし、R・マドリーも欧州スーパーカップを制したとはいえ、直近5試合の成績は1勝1分け3敗と完調ではない(コルドバは1勝4分け)。フェレール監督や選手は口を揃えて、「我々には失うものがない。ピッチ上ではどんなことも起こりうる」と勝負を捨ててはいない。
ハーフナーをはじめ、攻守のリンクマンとなることが期待されるファウスト・ロッシ、ボローニャから加入したSBホセ・アンヘル・クレスポ、R・マドリー・カスティージャから加入したばかりのMFボルハ・ガルシアなどの新加入選手が、「高さとスピード」を武器としてきたチームに、どれだけのプラスアルファをもたらせるかが、R・マドリー戦はもちろん、今シーズンのコルドバの運命を決することとなる。
日本代表監督に就任したばかりのハビエル・アギーレ監督から、印象に残る選手として名前を挙げられている、現在唯一のリーガ所属プレーヤーであるハーフナーは、「スペインで、まだ日本人選手の評価は高くない。だから僕がこのクラブで結果を出して、これまでの低評価を覆したい。(R・マドリー戦は)チーム全員で戦い、勝利を掴めるように頑張る。ワンチャンスをモノにしていきたい」と今シーズン、そして大事な開幕戦への意気込みを語っている。
R・マドリーといえば、かつてバルセロナで不動の右SBとしてリーガ優勝や欧州制覇など数々の栄光を味わったフェレール監督にとって、今なお特別な相手であり、敵地サンチャゴ・ベルナベウは「最もやりにくい」舞台である。「特別な場所で、大きなサプライズを生みだしたい」と語る指揮官の願いを、コルドバの戦士たちは叶えることができるか。その鍵を握る人物のひとりとして、ハーフナーの名前も確実に挙げられる。