鹿島のレジェンド、小笠原満男が現役引退を発表… チームに計17冠をもたらす

2018年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

J1リーグ優勝7回、リーグ杯優勝5回、天皇杯優勝4回、そして今年は初のACL制覇

長きに渡り鹿島の大黒柱として貢献してきた小笠原。チームにもたらしたものは17個のタイトルをはじめ計り知れない。写真:滝川敏之

 鹿島アントラーズは12月27日、元日本代表のMF小笠原満男(39)の現役引退を発表した。

 98年に岩手・大船渡高から鹿島に入団した小笠原は、プロ1年目からリーグ優勝を経験。3シーズン目には主力に定着し、2000年にJリーグ初の三冠(リーグ、リーグ杯、天皇杯)に貢献。01年には、鹿島をリーグ連覇に導いた。

 06年夏に、イタリア・セリエAのメッシーナへ移籍。1年での帰国となったが、シーズン途中に復帰した07年に奇跡の逆転優勝に貢献すると、強烈なリーダーシップを発揮して、ここから08、09年とリーグ3連覇に導いた。

 鹿島にもたらしたタイトルは、J1リーグ7回、リーグ杯(ナビスコカップ時代を含む)5回、天皇杯4回、そして今季20冠目となる初優勝を果たしたACLの合計17回だ。個人としてもベストイレブンを6回(01~05、09年)、MVPを1回(09年)、リーグ杯MVPを2回(02、15年)受賞している。代表レベルでは、99年のワールドユース準優勝に貢献し、02・06年と二度のワールドカップ出場を果たした。

 まさに鹿島のレジェンドたる存在が、今季限りでスパイクを脱ぐことになる。小笠原はクラブを通じて以下のコメントを発表した。

「今シーズンをもって、鹿島アントラーズで現役生活を終えるという決断をしました。これまで自分を支えてくれた方々、一緒に頑張ってきた選手達、応援してくれたサポーター、鹿島アントラーズに関わるすべての方々に感謝しています。鹿島アントラーズという素晴らしいチームでここまでプレーでき、鹿島アントラーズでサッカー選手として引退できることを、とても嬉しく、そして誇りに思います。本当にありがとうございました!」
 
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