「パリSG、マドリー、バルサだけが僕の気持ちを変えられた」 40歳ブッフォン、現役続行の理由を明かす

2018年12月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「最も大事なのは情熱ではなくチャレンジ」

明言こそしなかったものの、ユーベでの引退決意を固めていたというブッフォン。パリSGからのオファーが、ベテランGKをふたたびピッチに向かわせた。(C)Getty Images

 40歳のジャンルイジ・ブッフォンは昨夏、長年過ごしたユベントスを去り、パリ・サンジェルマンで新たな人生を歩むことを決めた。

 ブッフォンは当初、ユーベで栄えあるキャリアに終止符を打つ考えだった。だが、その考えを覆せるクラブが3つあったという。それが、パリSG、レアル・マドリー、バルセロナだ。

『ESPN』によると、ブッフォンはフランスのラジオ局『RMC』で、「最も大事なのは、もはや情熱ではないんだ。チャレンジなんだよ。僕は挑戦するのが大好きでね」と、パリSG移籍を決めた理由を振り返った。

「僕は引退することを決断していた。その僕の気持ちを変えることができたのは、パリSG、マドリー、そしてバルセロナからの誘いだけだったんだ」

「夢や狂気の沙汰でしかなかった。でも、それが実現した。僕はすでに引退後の生活への準備もしていた。でも5月に連絡があり、2週間考えた。そして、あと1~2シーズンはできると決断したんだ」
 
 チャレンジのために現役を続ける決意を固めたブッフォンだけに、最前線で戦えなくなってまでプレーするつもりはなく、「最高のレベルでプレーしながら引退したい」と述べている。

「引退することへの恐れはない。自分の中から競争心が失われたと感じたら、もちろん(引退することは)問題にならない。すぐに身を引くつもりさ」

 今シーズンのブッフォンは、トーマス・トゥヘル監督の下でリーグ・アンの7試合に出場。チャンピオンズ・リーグでも、出場停止が明けてからの3試合すべてに出場するなど、公式戦の12試合でゴールマウスを守り、4試合でクリーンシートを達成している。

 来月で41歳になるブッフォンは、さらに伝説をつくり続けていくのだろうか。
 
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