ジダン、ポチェティーノ、シメオネ、コンテ…モウリーニョ解任のユナイテッド・ファンが選ぶ新監督の最右翼は?

2018年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

正式な新監督は一体誰に? 9万人を超えるファンの答えは?

名将モウリーニョの後釜だけに新任探しは容易な仕事ではないが、すでに何人かの名前がリストアップされているようだ。 (C) Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは12月18日、ジョゼ・モウリーニョ監督の退任を発表。同時に今シーズンを暫定監督が指揮を執り、その間に後任監督を探すことも伝えた。

 新任候補として、いま、とくに騒がれているのが、トッテナムのマウリシオ・ポチェティーノ監督や、元レアル・マドリー監督のジネディーヌ・ジダンといったいずれもビッグネームだ。英公共放送「BBC」は同日、後任候補たちを紹介している。

「リストのトップ」と評されているのが、ポチェティーノ監督だ。「BBC」は、「ライバルと比べて少ない補強費で魅力的なサッカーを披露してきた」と称賛。チームからベストを引き出し、イングランド代表の中心となる若手の育成にも貢献したほか、選手やスタッフと良好な関係を築くなど、賛辞を続けた。

 ただ、レアル・マドリーも以前からポチェティーノ監督への興味を報じられている。それだけに「BBC」は、「マドリーとユナイテッドの"重量級"の争奪戦もあり得る?」と伝えている。

 次に挙げられたのが、マドリーでチャンピオンズ・リーグ(CL)の3連覇を成し遂げたフランス人指揮官のジダンだ。以前にも関心が報じられており、同胞のポール・ポグバやアントニー・マルシアルを活かせるのではないかと期待されている。
 だが、「BBC」は、「マドリーでは世界のスーパースターが揃うチームを引き継いだだけに、技術的なコーチング能力や若手育成には疑問が残る」と指摘。「ジダンがトップチョイスなら、なぜシーズンが終わるのを待つ必要がある?」と、フリーのジダンをすぐに招聘しないのは疑問とした。

 3番手は、アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督だ。

 同メディアは、モウリーニョと似たモチベーターとしての評判や効率重視のスタイルから、「後任として適切か?」と指摘。そのうえで、「アレックス・ファーガソンやモウリーニョのようなメンタリティーをつくり上げることに優れる」とし、それはファンが歓迎することだと伝えている。

 そして、米スポーツ専門メディア『ESPN』は、ポチェティーノ、ジダン、シメオネのほか、現在、チームのヘッドコーチを務めているマイケル・キャリックや、アントニオ・コンテ、ローラン・ブラン、マッシミリアーノ・アッレグリを加えた7名を候補に、後任にふさわしい指揮官をアンケートした。

 結果、9万5000人を上回るユーザーのうちの49%とほぼ半数が投票したのはジダン。それに18%でポチェティーノ、10%でシメオネとキャリック、5%でコンテ、4%でブラン、3%でアッレグリが続いている。

 ファーガソンの引退以降、デイビッド・モイーズ、ルイス・ファン・ハール、そしてモウリーニョと、3人の指揮官が去ったユナイテッドが新たに選ぶ監督は、一体だれになるのだろうか……。
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