【Jアウォーズ】札幌のチャナティップがベストイレブンに選出!東南アジア選手初の快挙に本人は…

2018年12月19日 佐藤香菜(サッカーダイジェスト)

「今季から監督が替わり、悔しい想いをした時期もあったが…」

東南アジア人の選手として初のベストイレブンに輝いたチャナティップ。来年1月にはタイ代表としてアジアカップにも参戦する。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 12月18日、横浜アリーナでJリーグアウォーズが行なわれ、今季のベストイレブンが発表された。

 今季はリーグ4位と躍進した札幌から唯一選出されたのは、MFチャナティップ。自身初、東南アジア国籍選手としても初の受賞となった。

 母国では"タイのメッシ"と評される男はベストイレブンに選ばれたことについて、「(ほかに選出された優秀選手と比べ、)ビッグネームが並ぶなか、自分がベストイレブンに選ばれると思っていなかった。今季から監督が替わり、戦術も変わって、悔しい想いをした時期もありましたが、ここまでできたことは嬉しい」と喜びのコメント。

 今季は30試合で8ゴールの成績を残し、札幌の攻撃を牽引。変幻自在のドリブルで敵陣を切り裂いた。

 そんなチャナティップは受賞の要因について周囲のサポートを挙げる。
 
「ミシャ(ペトロヴィッチ監督)をはじめスタッフや家族、周りの人のサポートなしには(ベストイレブン選出という功績を残すことは)できなかった」
 
 周囲に感謝の言葉を残した"タイの英雄"は、来季どんな活躍を見せてくれるのか注目だ。
 
取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)

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