2018年シーズンのJ１全18クラブに協力を願い、現役Jリーガー90人の投票で年間MVPを決定する毎年恒例の「ベストプレーヤー企画」。昨季より順位をひとつ上げた11位でシーズンを終え、天皇杯では悲願の初タイトルまであと一歩のところまで迫った仙台からは、中野嘉大、野津田岳人、椎橋慧也、平岡康裕、シュミット・ダニエルがアンケートに協力してくれた。果たして５選手はどのプレーヤーを評価したのか、気になる投票結果は以下の通りだ。
 
●中野嘉大（MF）
１位　家長昭博（川崎／MF）
２位　中村憲剛（川崎／MF）
３位　ファン・ウィジョ（G大阪／FW）
【選出理由】
　家長選手は試合を決める仕事ができて、中村選手はすべてに意味があるプレーをしています。ふたりで連動したプレスも上手くかけていました。ファン・ウィジョ選手は、ゴール前の駆け引きに長け、得点を奪える選手。
 
●野津田岳人（MF）
１位　中村憲剛（川崎／MF）
２位　小林 悠（川崎／FW）
３位　ファン・ウィジョ（G大阪／FW）
【選出理由】
　川崎の２連覇をプレーと精神面の両方で牽引した中村選手が１位。小林選手はストライカーとして、大事な場面で点を取っていました。ファン・ウィジョ選手も状況が悪いなか、ひとりで点を取ってG大阪を立て直しました。
 

●椎橋慧也（MF）
１位　家長昭博（川崎／MF）
２位　チャナティップ（札幌／MF）
３位　今野泰幸（G大阪／MF）
【選出理由】
　得点力もチャンスメイク力もあって、ゲームの流れも読める家長選手が１位。チャナティップ選手は両足からのシュートや、緩急のあるドリブルが凄かった。今野選手は、G大阪を降格の危機から救った立役者です。
 
●平岡康裕（DF）
１位　中村憲剛（川崎／MF）
２位　小林 悠（川崎／FW）
３位　ファン・ウィジョ（G大阪／FW）
【選出理由】
　中村選手はプレーはもちろん、存在感が特別。小林選手はエースとして活躍し、ゴールという結果を出し続けました。ファン・ウィジョ選手は得点力。その武器を生かしてＧ大阪の残留に大きく貢献しました。
 
●シュミット・ダニエル（GK）
１位　クォン・スンテ（鹿島／GK）
２位　守田英正（川崎／MF）
３位　三竿健斗（鹿島／MF）
【選出理由】
　クォン・スンテ選手は、高いレベルで安定していた。守田選手は大卒１年目ながら、川崎の連覇に貢献した。三竿選手はACL優勝の原動力で、ボール奪取などでチームをサポートしているのが素晴らしかった。
 
取材●板垣晴朗（フリーライター）