「試合が終わるまで、僕らは決して諦めない」土居聖真がグアダラハラ戦の最優秀選手に。再戦への意気込みを語る

2018年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「R・マドリーはサッカー界の”巨人”」

準々決勝のグアダラハラ戦で最優秀選手に選出された土居。2ゴールに絡む活躍などが評価された。 (C) Getty Images

 12月12日からアラブ首長国連邦(UAE)で開催されているクラブ・ワールドカップに、アジア王者として参加している鹿島アントラーズ。初戦となる準々決勝で北中米カリブ海王者のグアダラハラと対戦し、3-2で勝利。準決勝に駒を進めている。

 この試合で最も素晴らしいパフォーマンスを披露した選手に贈られるMACTCH AWARDに選出されたのが鹿島の土居聖真だ。2トップの一角で出場し、2ゴールに絡む活躍を見せた。FIFA公式は、受賞した土居の声を紹介した。

「うれしいです。準々決勝の一戦は、これが、鹿島アントラーズの姿だということを示せたと思います。僕らは最悪の状況に追い込まれても、試合が終わるまで決して諦めずにプレーします。前半は、非常に難しい展開でした。グアダラハラが素晴らしいパフォーマンスを見せたので、僕らは思ったようなプレーを披露することができませんでした。

 かなりの時間を費やして後手に回りましたが、後半から適応することができて、鹿島らしいプレーで逆転に成功し、勝利できたことをとても嬉しく思っています」

 そして、「26歳の彼は、2年前に決勝でレアル・マドリーと対戦した時のことを、克明に覚えている」と綴り、リベンジマッチを実現した土居の想いを紹介している。

「R・マドリーは"サッカー界の巨人"だと思っているし、素晴らしいクラブです。再び、彼らと戦えることに喜んでいます。僕ら全員がR・マドリーを驚かせたいと気合が入っているし、最善を尽くします。

 2016年に対戦した時は、集中力が切れた瞬間にやられてしまったので、それを学びに変えて、同じ間違いを繰り返さないように、僕らも意識しています。相手は強大ですが、僕らも集中力を切らさず、ベストなパフォーマンスで立ち向かいたいと思います」

 R・マドリー側のメンバーも発表され、ルカ・モドリッチらレギュラーメンバーが準決勝に登場する。2年前と大きく異なるのは、ハットトリックを決めて試合をひっくり返したクリスチアーノ・ロナウドが不在という点だろう。だが、R・マドリーが欧州トップクラブであることには変わりない。

 鹿島にとって念願の欧州王者との再戦は、現地時間12月19日の20時30分(日本時間20日1時30分)にキックオフを迎える。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事